DQ4プレー記・ただ今のお題
<掃き溜めに鶴>

ルール
・4章はミネア(とオーリン)だけで進める
・5章、船取得までは勇者、ミネアのみで進める
・5章、船取得以降、トルネコ、ライアン、ブライ、ミネアで進める
・キングレオ戦、天空への塔のみ勇者使用可
・勇者は馬車内での生存状態可。アリーナ、クリフト、マーニャは棺桶
・ガーデンブルグでの棺桶人質可
・838861、8逃げ、透明気球等の裏ワザ禁止
・種や木の実類は使い切る


過去のプレー記(プレー記案内はこちら
[記念の二部作]
[01]20周年記念 [10]25周年記念
[女性勇者二部作]
[02]装備品 買わない盗まない [09]いろいろやりすぎ
[三人旅三部作]
[03]水戸黄門 [04]腹でん!(パラディン)と美人姉妹 [05]まどろみ無双
[柔剛柔の三部作]
[06]クレバーカルテット [07]益荒男四人衆 [08]クレバーカルテットDS
[勇者役トルネコの二部作](の予定)
[11]百花繚乱 [12]進行中


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2011年04月30日
 ロザリーはイムルの方へ連れ去られたというスライムの言葉を受け、3人はイムル地方へと向かった。ひと気の少ない森や茂み、古井戸など、一通り巡ってみたが、それらしい手がかりはまったくなく、あたりはだんだん暗くなってきた。
「うーん、ここまで探して手がかりナシとなると、違う場所に連れ去ったんですかね?」
「分からぬが……こう暗くなってしまっては、これ以上探すのも困難だな。ユンケル殿、ひとまず夜を明かし、明日また探してみますかな?」
「ええ、イムルの宿に泊まりましょう。あそこはかつて、ロザリーの夢をみることが出来た。もう一度泊まれば新しい手がかりが得られるかもしれない」
 こうして3人は、イムルの宿で一晩過ごすこととなった。

 そして翌朝。3人に果てしないほど重苦しい雰囲気が流れた。

 ――ロザリーが人間の手により殺害され、現場を目の当たりにしたデスピサロは怒りに狂って咆哮をあげた。

 そんな夢をみたからだ。
「……これではもう、デスピサロを説得するのは無理じゃないですか」
 さすがのパノンもいつにないほどの重い表情だった。
「黄金の腕輪とやらも既に魔物どもの手に渡っていると聞いている。きっとデスピサロは自分に完成した進化の秘法を使うかもしれぬ」

 ユンケルは1人無言で考えた。
 これはもはや、魔物だけが悪いと言えるものではない。1人の女性を守りたいと思うがために人間を滅ぼそうという考えには到底賛同できないけれど、人間に非があることも明らかだ。
 欲だとか、憎悪だとか、野心だとか、そういうものがガチガチに絡まりあってしまって、それが色んなものを巻き込んで、さらに複雑に絡まってしまっている。僕の村が滅ぼされたのも、その絡まりに巻き込まれた形なんだ。
 きっと僕の力だけではその全ての絡まりをきれいに解くことは出来ない。でも、その絡まりのどこか1つを断ち切ることが出来れば、解くきっかけは出来るのかもしれない。
 村を滅ぼされたという事実を抜きに考えても、今最も色々なものに深く絡まりついているのは明らかにデスピサロだ。ライアンさんの言うとおり、恐らく奴は自分に完成された進化の秘法を使う。いわば、第二の地獄の帝王に、奴はなり得る。
 地獄の帝王を止めるのは村のみんなの願いだった。デスピサロを止めるのはロザリーの願いだった。だったら僕が断ち切るべきはやはりデスピサロだ。
 思えば、ピサロと僕はどこか似ているのかもしれない。僕だって今の仲間たちと出会わなかったら、魔物たちを殲滅してやろうと思っただろうから……。
 似ているのなら、尚更野放しになど出来ない。きっとあいつを止められるのは僕しかいないんだ。

「確かにもうデスピサロを説得するのは無理でしょう。奴は恐らく進化の秘法を使う。でも、僕たちは怯んで立ち止まるわけにはいきません。先へ進みましょう」
「うむ。そうですな。ここであれこれ考えていても仕方ありませぬ」
「だったらリバーサイドの町に行きましょうヨ!」
 パノンの突然の提案に2人は驚いたが
「ほら、ワタシたち、あの神殿でガスの壷を手に入れましたけど、その壷を欲しがっていた人、あの町にいたじゃないですか! しかも空飛ぶ乗り物の研究をしてるって。もし空飛ぶ乗り物が手に入れば、行動範囲が広がりますヨ!」
 その言葉に納得し、リバーサイドへと向かうことになった。

 リバーサイドの道具屋主人にガスの壷を見せると、主人はえらく興奮し壷を譲って欲しいと頼み込んできた。特に断る理由もないユンケルたちは壷を渡し、代わりに出来上がった空飛ぶ乗り物を譲り受けることとなった。
 翌日改めて道具屋へ向かうと、空飛ぶ乗り物は既に完成していた。その乗り物の正体は空気より軽いガスを球状の布に溜めて宙に浮く「気球」だった。
 早速3人は気球に乗り込んで空を飛んだ。
「これはスゴイです! 空から地上を見るなんて、鳥になったようです! なんと美しい景色でしょう! 鳥だけにうっとり! もうこの景色のとりこ!」
「ははは、パノン殿、ぎゃぐが冴えてますなぁ。……ところで、空を飛んだは良いが、どこに向かえば良いのだろうか」
「そのことですが、前にもらったこの宝の地図のバツ印が付いている場所、ここに行ってみませんか? ここは高い山に囲まれていて、歩きでは行けない場所だったし」
「いいですネ! 宝の地図が示す場所ですから、すっごいお宝があるのかもしれませんヨ! 鳥になってお宝取り! レッツゴーです」

 こうして気球に乗った一行は、宝の地図が指し示す場所へ向かうことになった。

   ◆◆◆

世界樹 1回目
 ライアン(Lv31)−勇者(Lv32)−パノンの順で。
 パノンはともかく、勇者とライアンだったらもうマヒャドフライの群れもそれほど怖くない(特に勇者は呪文耐性も優秀)敵とは逃げずに戦う。パノンが何度か死ぬも、ここは世界樹。蘇生し放題。グリーンドラゴンの毒の息も全然怖くない。
 まったく問題なく最上層へ行き、ルーシアを仲間にする。もちろん天空の剣もゲット。

ルーシア HP156 MP180 力40 早80 攻95 守81 理力の杖 水の羽衣

 パノンと比べるとなんと頼りになる能力値でしょう! 水の羽衣装備で耐性付きですよ! 使える呪文はベホマ、マヌーサ、ルカナン。攻撃呪文がナシなのは少し意外。ベホマ持ちなのは良いですね。
 ルーシアは殆ど使ったことがないのでどう活躍してくれるのか楽しみです。すぐにお別れですが。
 今回のルールでは4人パーティー不可なので世界樹脱出までは戦闘回避。脱出後3人パーティーに戻します。

10人パーティー
(比較的珍しい(?)10人パーティーの図。棺桶多いですけど)

   ◆◆◆

 宝の地図が示した場所には、世界樹と呼ばれる大きな大きな木が立っていた。
「ほう、木登りか。子どもだった頃を思い出しますな」
 3人は幹を登り、太い枝の上を歩きつつ、上へ上へと進んでいった。生い茂る葉に隠れていた太陽がはっきりと姿を現す高さにまで登ったとき、うずくまる女性の姿が3人の視界に飛び込んできた。
「おやおや、こんな木の上に女性が1人たたずんでますヨ?」
「……たたずんでいるようには見えないけど」
 3人が近づいてきたことに気付いた女性は困ったような表情を向けた。驚くことに女性の背中には一対の羽根が生えていたが、片方の羽根が途中から折れてしまっていた。
「あ……あの、どうかお助けください。わたしはルーシアと申します。世界樹の葉を摘みに天より舞い降りてきたのですが、途中で魔物たちに襲われてしまい翼を折られてしまったのです。わたしを天空のお城まで連れ戻してくれませんか?」
 天空の城……これまで何度か話には出てきた。ユンケルは天空に住む女性と木こりの男性の間に生まれたという話も耳にしたことがある。でもそれはどこかおとぎの世界の話のような感覚でもあった。それが現に、目の前に翼のある女性がいて、天空の城まで連れて行って欲しいと言っている。天空人、天空の城という存在がにわかに現実味を帯びてきたように思えた。
「僕たちもいずれ天空へ行かなくてはならないと思っていたからそれは構いませんが、1つ教えて欲しいんです。どうすれば天空へ行けるのか」
「空を飛べない者が天空へ行くには、天空へ繋がる塔を上らないといけません」
「その塔というのは、どこにあるのですかな?」
「……ごめんなさい、わたしもそこまでは分かりません。でも地上のどこかにあるのは間違いないはずです。そしてその塔に入るには天空の剣、鎧、盾、兜を全て装備しなくてはなりません。わたしには分かります、天空の剣は、この木のどこかに眠っているようです」
「この世界のどこかに塔がある。とりあえず、それさえ分かればなんとかなるでしょう。分かりました。一緒に行こう。僕はユンケル。こちらがライアンさん。その隣りがパノン」
「ありがとうございます。どうかよろしくお願いします」
 こうして天空人の女性、ルーシアがユンケルたちの仲間に加わった。

 ルーシアの言ったとおり、天空の剣は枝に絡まるようにぶら下がっていた。ユンケルが剣に手を伸ばすと、みるみるうちに絡まっていた枝が解け、その手に収まった。
「ユンケルさん凄いです! 剣の方からユンケルさんに寄って行きましたね。ユンケルさんは天空人の血を引いているのですね!」
 ルーシアはにこにこと笑いながら話した。なんというか、自分たちの周りがほんわかと温かくなったような、そんな空気に包まれた気がした。考えてみればパーティーに女性が加わるのはこれが初めてだ。女性が1人加わっただけで、こうも和やかで華やかな雰囲気になるのかと、ユンケルは思った。恐らくライアンもパノンもそう思ったかもしれないが。
「さて、次は天空へ続く塔を探さないといけないね」
「もう行けるところは粗方行ってしまいましたからな……どこを目指せば良いのやら」
 ライアンは立派な口ひげをいじりつつ、地図を眺めていた。その隣りでやはり地図を眺めていたユンケルはあることを思い出した。
「そういえば、まだライアンさんと一緒になる前、ミントスからキングレオに船で向かう途中に浅瀬に囲まれた謎の場所があったよね、パノン」
「ああ、そんなトコロがありましたね。浅瀬が邪魔で近づけなくてどうなっているのかよく分からない場所でした。しかもその場所だけ雲が立ち込めていて、そこだけ別世界のようなトコでしたねぇ」
「ほう、浅瀬に囲まれた場所……船では行けなくとも、気球なら着陸出来るかもしれませんな。ではそこに行ってみますかな?」
「ええ、行ってみましょう! この地図でいうとちょうどど真ん中あたりです!」
「そこに天空への塔があると良いですね! わたし、楽しみです」
 新しい目的地が決まり、ユンケル、ライアン、ルーシアは表情を輝かせた。
 ……ところが、
「皆さん、ちょっとお待ちください!!」
 パノンは真剣な顔で3人にそう言い放ったのだった。

 つづく。

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この記事へのコメント
あ〜!!パノンが遂に!!
いいところで、つづく、になりましたね(笑)。

いつもながら、ロザリーの夢イベントはやりきれないですよね(涙)。
ゆんけるは、この絡まり合った憎悪の連鎖を止めるべく、デスピサロを討つ決意をしましたね。今まで、デスピサロこそが憎悪の対象だっただけに、ゆんけるの心情の変化が伺えます。
苦悩してますね、ゆんける。
Posted by かえさる at 2011年05月01日 10:34
次回ついにパノン最大の見せ場です!
展開はまあ、ゲームの通りになると思いますが、それをどうやって書こうか絶賛考え中です(笑)

ロザリーの最期の場面はいつもどう書けばいいのか迷います。三部作全部同じなのも変だし、どう違いを出せばいいのか…という感じです。

ゆんけるの心変わりもこのタイミングで良かったのか?とか、もっと遅らせた方が良かったのか?とか、よく考えたりします。
今の時点ではまだ判断がつかないのですが、全て終わって読み返したときに「こうすれば良かったな」と思うんだろうな……と(^^;)

デスピサロへの思いはやはり勇者が一番強いと思うので、その辺が難しいですね。
Posted by タギー at 2011年05月01日 22:48
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