DQ4プレー記・ただ今のお題
<掃き溜めに鶴>

ルール
・4章はミネア(とオーリン)だけで進める
・5章、船取得までは勇者、ミネアのみで進める
・5章、船取得以降、トルネコ、ライアン、ブライ、ミネアで進める
・キングレオ戦、天空への塔のみ勇者使用可
・勇者は馬車内での生存状態可。アリーナ、クリフト、マーニャは棺桶
・ガーデンブルグでの棺桶人質可
・838861、8逃げ、透明気球等の裏ワザ禁止
・種や木の実類は使い切る


過去のプレー記(プレー記案内はこちら
[記念の二部作]
[01]20周年記念 [10]25周年記念
[女性勇者二部作]
[02]装備品 買わない盗まない [09]いろいろやりすぎ
[三人旅三部作]
[03]水戸黄門 [04]腹でん!(パラディン)と美人姉妹 [05]まどろみ無双
[柔剛柔の三部作]
[06]クレバーカルテット [07]益荒男四人衆 [08]クレバーカルテットDS
[勇者役トルネコの二部作](の予定)
[11]百花繚乱 [12]進行中


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2011年03月21日
 サランでの夜が明けて、朝。3人はテーブルを囲んで朝食をとっていた。
「ユンケルさん、ライアンさん、知ってますか? この地は海に近いので魚が豊富なんですよ」
 突撃魚のカルパッチョをつつきながらパノンが話を始めた。
「そう言えば昨晩も魚料理がメインでしたな」
「サランの町では魚の消費量が他所よりも多いのです。そして興味深いことに、この地では血管が詰まる病気で亡くなる方は極端に少ないのだとか」
「え、そうなんですか?」
「そうなんです。なんでも魚に含まれる油には血流を良くするはたらきがあるそうです。つまり……」
 ユンケルとライアンがパノンの方をじっと見た。
「サランの人の血液はサランサラン!」
 パノンの朝一ギャグはこんな形で飛び出した。
「なるほど……魚にはそのような効果があるのか。私もそろそろ不惑を迎えるゆえ、体のことにも気をつけないといけませんな」
 しかし、ライアンには真意が通じなかった。
「ライアンさん、多分今のはパノンのギャグです。面白いかどうかは別として」
 ちぎったパンを口に放り込みつつ、ユンケルが辛辣なフォローをした。
「ぎゃぐ? ……相すみませぬ、私はそういうことには疎いもので」
「はは……は、まったく問題ないです!」

 食事を終え宿を発つことになり、次の行き先はどうするかという話になった。
「じゃあそろそろスタンシアラに行こうか。ここからそんなに遠くないみたいだし」
 ユンケルは地図を眺めながら提案した。
「パノンには随分と寄り道をさせてしまったね」
「それはちょっと待ってください」
 しかし何故か、パノンはそう言った。
「まずはライアンさんの故郷へ行きませんか?」
「……バトランドへということですかな」
「ライアンさんは故郷を離れて久しいのでしょう? しかもあなたは王様に仕える身。でしたら無事に勇者を見つけたと、主君に報告するのが筋というもの」
 今までに見たことのない真顔のパノンを見て、ライアンの中には確かにそうすべきだという想いがわいてきた。
「では許されるのならバトランドへ立ち寄りたく思います」
「僕は構いません。それではバトランドへ行きましょうか」
 ユンケルは淡々とそう答えた。

 実は、パノンの思惑は別のところにあった。もしここでスタンシアラへ行き、王様を笑わせることが出来てしまったら、パノンがこのパーティーに同行する理由がなくなってしまう。昨晩ごたごたのあったユンケルとライアンを2人だけで旅させるのはいささか不安だったのだ。その点が解決されるまでは、多分ワタシは彼らと一緒にいた方が良い。パノンはそう判断し、スタンシアラ行きを断ったのである。

 こうして一行はライアンの故郷、バトランドへと向かうことになった。

   ◇◇◇

 ライアンにとっては久しぶりとなるバトランドは、城下町も城内も以前と全然変わってはいなかった。ライアンは同僚たちと再会の挨拶を交わし、パノンは「バトランドバトランド」とブツブツ呟いていた。大方ギャグネタでも探しているのだろうとユンケルは思った。
 城内では「天空」にまつわる話もいくつか聞くことができた。昔この城には天空の盾があったということ。天空の兜はスタンシアラの国王が持っているらしいということ。その昔、天空に住む神様が地獄の帝王を封じ込めたということ。そしてその地獄の帝王が復活するらしいということ。

「ほうほう、ではやはりスタンシアラの王様を笑わせれば天空の兜を手に入れることができそうですねえ。ワタシ噂で聞いたことがあります。天空の武器防具を全て集めれば天空に行けると」
 バトランドネタの仕込みを止め、いかにしてスタンシアラ王を笑わせようか、パノンはそんなことを考えていた。
「昔、この城に天空の盾があったということは、今はないということだろうか……お二方、陛下にお会いして、確認してみましょうぞ」
「そうですね」
 そう返事はしたものの、この城ではデスピサロに関する話が出てこないことが、ユンケルにとってはもどかしく感じたのだった。

 3人は王の間へ向かった。国王は満面の笑顔でライアンを迎え、労いの言葉をかけた。ライアンも恭しく跪き、それに応えた。

「そうか、ついに伝説の勇者を見つけ、今度は天空の武器、防具を集めて天空へ行くと申すか。天空とはまた、わしには想像もつかぬ世界の話じゃな」
「陛下、このバトランドには天空の盾があるという話を伺いました。国の宝を持ち出すことは大変大それたことだとは存じますが、天空の世界へと行くためにどうか拝借願いたいと存じまする!」
 頭を垂れたまま、ライアンは国王に懇願した。
「うむ、わしもそうしたい! そうしたいのはやまやまなのじゃが……ライアンよ、この国には既に、天空の盾はない」
 ライアンはパッと顔を上げ、国王の顔を見た。ユンケルとパノンも、半ば失望の眼差しで国王を見た。
「たしかにかつてはこの城に盾はあった……が、わしの祖父の代のとき、東の山の中にそびえる国、ガーデンブルグの当時の女王に献上したと聞いた。ガーデンブルグは女性だけが住む城じゃ」
「はぁ、つまり、王様のお爺様は女王様の気を引こうとしたわけですな。『女王様、この盾をどうじょおう!』みたいな感じで」
 そんなパノンを、ライアンが鬼のような形相で睨んだ。国王陛下に対してなんて失礼なことを! と言った感じだ。王宮の戦士としては当然の反応だろう。
「ひええ、すみませんっ」
「まあ良い、まあ良い。わしも爺さまの助平心には参っていたところだしな」

   ◇◇◇

 結局バトランドには天空の盾はなく、3人は東の山にそびえるガーデンブルグ城を目指すことになった。
「でもその前に、ほら、城下町の人が言ってたじゃないですか。北にあるイムルの村の宿屋で面白い夢を見られるって! 夢だけに有名! 行ってみましょうよ」
 さりげなくギャグを絡め、パノンが言う。ユンケルもライアンもギャグのことには一切触れなかったが、イムルの村には行くことになった。
(むむむ、ワタシのギャグ、最近とことん空回りです……。でもくじけませんよ! 絶対いつか、心から笑えるギャグを飛ばしてみせます!)

 イムルの村で見た夢は、不思議な夢だった。どこかの町の中心に建つ高い塔にエルフと思しき女性、そして、妙な笛を吹いて女性の下へと向かう、やはり人間ではなさそうな若い男性。そんな2人が会話を交わす夢だった。
 男は「人間を滅ぼすと決めた」と言い、女はそれを止めようとする。でも男は聞き入れず、再び女の下から去った。
 そして最後、ロザリーと呼ばれた女が、夢を見るものに訴えかけた。
「誰か……誰かピサロ様を止めて! 届いて、わたしの、この想い……」

 ユンケルはそこで目が覚めた。
「……ピサロ」

 ――デスピサロさまぁ! ゆ、勇者を! 勇者を仕留めました!!
 ピサロとデスピサロ……同一人物なのだろうか?

 ――ロザリー いい子にしていたか? 私は人間を皆、滅ぼすことに決めた。
 ――うむ、よくぞでかした! 貴様には褒美を取らそう。それでは皆のもの、引き上げじゃあ!
 きっと……同じだ、声はあのときと同じだった!
 真ん中に背の高い立派な建物のある町……そこに行けば、奴の手がかりを得られる!
 ユンケルは1人ほくそ笑んだ。

 ライアンもまた夢のことを考えていた。
 ピサロという名前には聞き覚えがあった。かつてホイミンと共に湖の塔で相対した誘拐犯がピサロの手先と名乗っていた。そして、以前ユンケルから聞かされたデスピサロの名。
 ライアンもすぐにピサロとデスピサロは同一人物だと分かった。そしてロザリーという女性。
 『デスピサロに関わる全ての奴を葬る』ユンケルがサランの町で発した言葉が胸に引っかかった。もしユンケルがロザリーを前にしたら、彼はどうするつもりなのだろうかと。

 パノンも夢のことを考えた。
 ピサロという男が建物の影で吹いた笛の音は、バルザックという化け物のいた城からこっそりと頂戴した笛の音と同じだ! もし夢に出た町で笛を吹けば、あの建物の中に入れると。

 三者三様の思いを胸に、イムルの村を発ち、一路ガーデンブルグへと向かったのであった。

つづく

   ◆◆◆

 今回ガーデンブルグ編まで書こうと思ったのですが、一旦ここで区切ります。ガーデンブルグ編はまた後日。

 現在プレーの方は最後の鍵入手まで行っていますが、突然の停電で冒険の書が消えることの防止、あと、ささやかながら節電に協力するためプレーは暫くお休みします。

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この記事へのコメント
パノンがいい味出してますね!
ギャグのウケは悪いけど(?)、ゆんけるとライアンの仲を慮ってパーティーに残るなんて、心配りが素敵です。

ロザリーにもゆんけるの悪意が向いてますね。どうなってしまうんだろう(._.;)ブルブル

節電もイイですね!
Posted by かえさる at 2011年03月21日 20:47
パノンはこの先戦力としては段々厳しくなっていくと思うので、違う面でパーティーに貢献できるように書ければなぁと思います。

ロザリーヒルでどういう展開にするかをまだ全然思い描けていないので、自粛期間中にじっくり考えたいです(^^;)
Posted by タギー at 2011年03月21日 22:54
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