DQ4プレー記・ただ今のお題
<掃き溜めに鶴>

ルール
・4章はミネア(とオーリン)だけで進める
・5章、船取得までは勇者、ミネアのみで進める
・5章、船取得以降、トルネコ、ライアン、ブライ、ミネアで進める
・キングレオ戦、天空への塔のみ勇者使用可
・勇者は馬車内での生存状態可。アリーナ、クリフト、マーニャは棺桶
・ガーデンブルグでの棺桶人質可
・838861、8逃げ、透明気球等の裏ワザ禁止
・種や木の実類は使い切る


過去のプレー記(プレー記案内はこちら
[記念の二部作]
[01]20周年記念 [10]25周年記念
[女性勇者二部作]
[02]装備品 買わない盗まない [09]いろいろやりすぎ
[三人旅三部作]
[03]水戸黄門 [04]腹でん!(パラディン)と美人姉妹 [05]まどろみ無双
[柔剛柔の三部作]
[06]クレバーカルテット [07]益荒男四人衆 [08]クレバーカルテットDS
[勇者役トルネコの二部作](の予定)
[11]百花繚乱 [12]進行中


※当ブログで使用しているゲーム画像の著作権は株式会社スクウェア・エニックスが所有しています。当該画像の転載はご遠慮ください。

2011年03月07日

   ◆◆◆

 コーミズの村を出て急ぎ北上した戦士ライアンは、キングレオ城へと入っていった。
 ライアンを追うように慣れない2本の脚で歩みを進めたホイミンも、ついにキングレオ城へと辿り着く。
 恐る恐る城の敷地に足を踏み入れると、既にライアンの姿は見えなかった。城内に入ったのだろうか。しかし、城の正門前には兵士が2人、扉を塞ぐように立っている。
 正門の東には通用口らしきものがあったが、その扉は固く閉ざされているように見える。正門を塞ぐように兵士が立っているのだ、通用口から簡単に中に入れるとは思えない。
 もしかしたらライアン様は兵士に捕まって中へ連れられたのかもしれない。
 ホイミンはそう思いつつ、木陰にそっと身を寄せていた。
 しかし、このお城の外観には見覚えがある。ボクはライアン様に出会うまで、あの古井戸から出たことなどなかったし、ライアン様とこの城を訪れたことも、勿論ない。一体どこで見たのだろう?
 そんなホイミンの背後に、ふと人の気配がした。
 兵士にバレたのか?? 油断した!
 心臓が激しく高鳴るホイミンに、背後から声が飛ぶ。
「ここの王様は金の延棒をいっぱい持ってるんだって! だったら1本くらい金くれ王! きんくれお! きんぐれお! なんちゃって!」
 ホイミンは唖然として後ろを見た。
 ひょうきんそうな中年男性と物静かな少年がホイミンの目の前に立っている。
「僕、最近になってやっとパノンのダジャレというやつが分かってきたよ」
「ホントですかぁ?」
「面白いかどうかは別として」
「がくっ」
 2人で実に緊張感のない掛け合いを演じていた。
「あの……あなたがたは旅のお方ですか」
「そうです。ミントスという町で、ライアンという人が僕を探していると聞いて……」
「でもって、そのライアンって人がキングレオに向かったという話でしたので、はるばるここまで来たのですよ」
 ライアン様が探していた人物! だとしたら、この少年が伝説の勇者――
「ボクはホイミンという者です。ライアン様はどうやらこのお城の中に入られたようなのです。ただ、恐らくあちらの通用口には鍵が掛かっているはず……」
「それなら大丈夫ですヨ! 魔法の鍵というのを持ってますから」
 ひょうきんな中年男性――パノンはにっこり笑い指を立ててウインクした。
「よし、じゃあ早速城の中に入ってみようか」
「イエッサー!」
 無闇に歩いたら正門の番兵に見つかる! ホイミンがそう言おうとするよりも早く、2人は通用門へ向かって歩いていったが、何故か番兵は門の前から一歩も動こうとはしない。気付いてないのか? そんなことはないはずなのに……。
 2人がすんなりと城内へと入っていく光景にホイミンは呆気に取られたが、番兵が襲ってこないならと、彼もまた城の方へと歩み寄って行った。やはり番兵は正門の前に立ったままだった。

 ホイミンはそろそろと城内に足を踏み入れた。
 ――やっぱり、このお城は前に見たことがある!
 そう思った瞬間、胸の中で何かがパンと弾けた気がした。そしてその中から何かが流れ出てくる。
 それは、コーミズ村で目が覚める前に見た、夢の記憶だった。
「上だ……」
 ホイミンは無意識のうちに目の前の階段から2階へと上っていった。

   ◇◇◇

 一方、勇者ユンケルと旅芸人パノンは1階の廊下を進んでいった。突き当りを左に曲がったところで、淡紅色の鎧兜と、真紅の外套に身を包んだ大柄の男が両脇を兵士に抱えられている様子が目に入った。
 2人の兵士に捕らえられた大柄の男――ユンケルとパノンの目にはそう映った。だが次の瞬間、男は力任せに身体を捻って2人の兵士を振り飛ばしたのだ。兵士は思い切り壁に叩きつけられ、その場に倒れた。動く気配はない。
 男はゆっくりとユンケルたちの方を見て、目をカッと見開いた。ユンケルは思わず息を飲み込む。
「あなたはもしや……勇者殿では」
「……僕はユンケル。村のみんなに勇者と言われた男です」
「ぬおおー! ついに、ついに捜し求めていた勇者殿にお会いすることが出来た! わたくしはバトランドの王宮戦士ライアン。この部屋の中にいるのは世界を破滅せしめんとする邪悪の手の者と聞いております。共に討ち倒し、背後に潜む邪悪の根源をつきとめましょうぞ! さあ、中へ!」
 ライアンにそう言われるまま、2人は部屋の中へと入っていった。

   ◆◆◆

 ライアンさん、ザコ兵士の相手はいいので一緒に来て〜と思いつつ、パノンと2人きりでキングレオ戦。勇者のレベルは15。

キングレオ戦 1回目
 キングレオが起きているときは勇者はまどろみの剣装備。眠っているときは奇跡の剣。この辺の切り替えが出来るのはマニュアルな勇者さまさま。
 まどろみ効果の発動具合はなかなか良いが、キングレオの攻撃がパノンにいくと大ダメージ。パノンが死ぬと自動回復分(毎ターン50)を超えなくなるので積み。
 まどろみ装備時に2人で与えられるダメージは55前後。勇者が奇跡の剣だと2人で70程度。パノンが踊ったりラリホーを唱えたりすると厳しい。
 結局初戦はパノンが死んでしまって×。


キングレオ戦 2回目
 粘ったけれど、やはりパノンが死んでしまい、負け。勇者はMPが低くホイミも使えないので回復のタイミングが難しい。キングレオの打撃も痛い。スカラ系欲しい。


 そもそもレベル15で2人で倒そうなんてムシが良すぎる気がしてきた。前回はマーニャがメラミ覚えてから倒したんだし。
 というわけで、聖水を買い込んで大灯台で修行。メタルスライムを3匹倒して勇者レベル16。勇者は序盤の成長は遅いけど成長率は良いので、力やHPがグングン伸びて気持ち良い。


キングレオ戦 3回目
 勇者のHPが100を超えたので敵の打撃が勇者に集中するよう、
勇者−棺−棺−パノン の順番にする。これだと回復はほぼ勇者のみで良くなるので楽。呪文が数回飛んできたら早めにパノンも回復。後手に回ってパノンが死なないように注意して臨む。
 さて、そんな3戦目は過去2回よりも凄まじく高いまどろみ発動率。キングレオ、起きては眠るの繰り返し。攻撃してきたのが3ターンだけ! 勇者がキングレオの連続打撃に耐えられるのも大きい。自動回復でターン数こそかかったもののパノン存命のまま勝利。まどろみの剣最強! 討伐後、勇者レベル17へ。

   ◆◆◆

 城の2階へと上ったホイミンは、ついに全てを思い出した。

 そうだ、ボクは死んだ後、謎の老人にこの城に連れられた。このお城では怪しい実験が行われているとかで、元は人間だったと思われる、思わず目を背けたくなるような異形の遺体があちこちに散乱していたんだ。それがこの、2階の回廊だった。
 そして、そんな数々の遺体の中でただ1つだけ、人間の姿のままの男性のものがあった。老人が言うには、男性の恋人が実験台にされて無残な姿になってしまった。その恋人の変わり果てた姿に男性はひどいショックを受け、それが原因で亡くなってしまったということだった。
 その男性が、今のこのボクの体の持ち主だったんだ!
 老人に男性の体を欲しいかと言われたとき、ボクは断った。だって彼の体は彼のものであって、ボクのものではない。ボクは人間になりたいとは思っていたけど、魔物としての誇りを捨てたわけではない。
 ボクが望んだのは、自分の魂が誰かの体に入り込むことによって人間になることではなかった! 生きたまま人間になりたかった!
 それなのにその老人は、自分は神だとか、大した心意気だとか何とか言って、ボクの魂をこの男性の体の中に入れてしまったんだ。
 そうだ、思い出した。そういうことだったんだ!

 ボクは、亡くなった男性の体に入り込んだにすぎない。
 それでもボクは人間になれたと、胸を張って言えるのだろうか?
 ボクは一度死んでいて、ライアン様もそれを知っている。ボクが人間として生まれ変わったのなら良い。でもそれだったら、ボクはまだ赤ちゃんのはずだ。こんな大人の姿でライアン様に「ボクは人間になれました」なんて言ったら、ライアン様はどう思うのだろう……。

 ホイミンはうつむいたまま、元来た通用口から城を出た。城を出て、さっきまでいた木陰に腰を下ろした。
「ボクはこの先、この男の人の体に入ったまま、生きていって良いのだろうか……」

   ◇◇◇

 城内では、獅子の怪物・キングレオがユンケルとパノンによって倒された。
「くそう、この私が敗れるとは……。お前たちは一体何者だ? まさか、地獄の帝王様をも滅ぼすと言われている勇者なのか? 馬鹿な……その勇者ならデスピサロ様が既に仕留めたと……ぐふっ」
「デスピサロ……だと」
 その名を耳にし、ユンケルの心に沸々と憎しみがわいた。
 やはりこの凶悪な獅子の化け物も、奴の手下だったのか。デスピサロ、お前は僕の全てを奪った。僕もお前の手下をことごとく蹴散らして、絶対にお前を捕まえて、仕留める!
 恐らくユンケルの顔は憎しみに歪んでいた。しかし、ユンケルの背後にいたライアンにはその表情をうかがい知ることは出来なかった。ライアンは両手でユンケルの肩にポンと手を置いた。ユンケルはドキッとして後ろを振り向いた。
「お見事でしたぞ! 勇者殿。世界を破滅から救うために、共に戦いましょうぞ!」
「……はい、ライアンさん。よろしくお願いします」
 僕は世界のために戦うのではなく、みんなの仇を討つために戦うんだ……。
 しかし笑顔を見せたライアンに、ユンケルはそう告げることは出来なかった。

   ◇◇◇

 ホイミンはなおも木陰にいた。
 あるときを境に、城から強烈な邪気が消えたような気がした。今まで直立不動だった正門前の2人の番兵も、急に肩の力を抜いて互いに喋りだし、1人は城の中へと行ってしまった。
 きっとライアン様とあの2人が悪い奴をやっつけたんだ。
 ホイミンはそう直感した。
 そして暫くすると、城からライアンが出てくるのが見えた。ライアンは城門から城の敷地の外へ向けて足を進めた。
 ホイミンは迷った。この木陰からライアンの前に出ていって、声をかけようかどうか。自分は人間になったと伝えるべきかどうか。

 迷いに迷って……結局思いとどまった。

 ホイミンはずっと木陰に身を潜め、ずっとずっとライアンを眺めたが、話しかけることはなかった。

 ――ライアン様、ボクは人間になれました。
 でもそれは、ボクが思い描いていたものとは少し違った。
 ボクの体は亡くなった詩人の男性の体です。ボクはまだ、この男性から直接、体に入り込むことを許されたわけではありません。
 だからボクは、いつかこの体の持ち主が何らかの形でボクの前に現れたときに、堂々と許しを請えるように、詩人として生を全うしたいと思います。詩人として、これからこの世界で起こるであろうことを、後の世に語り継げるように、生きていきたい。
 そして万一、この体の持ち主から許しを得ることが出来たのなら、そのとき初めて、ボクは人間として、胸を張ってあなたに会いに行きます。
 だからそれまで、ボクはライアン様には会いません。

 ホイミンはそう、心に誓った。

 ライアンがいよいよ城の敷地から外に出る……しかし、その直前でライアンは立ち止まり、雲ひとつない真っ青な空を見上げた。
「ホイミンよ、見ているか? 俺はついに、勇者殿に会えた。俺は勇者殿と共に邪悪なるものと戦うため、旅を続けることにする。だが俺は、君と一緒に旅した日々のことは絶対忘れない。俺は旅先でいつでも、君が念願叶い、人間になれることを祈っていよう!」
 ライアンは天に向かってそう告げ、城を後にしていった。

 ホイミンの目からポロポロと涙が零れた。
「ライアン様……どうか無事で旅を続けられますよう。ボクは……ホイミンは、いつまでも、あなた様をお慕いしております」

 ホイミンは清々しい笑みを浮かべ、そっと、城を後にしたのだった。

   ◆◆◆

 いよいよライアンを仲間にし、リバーサイドで装備品を整える。結構お金が貯まっていたので一式揃った! もちろんまどろみの剣もね!

 さあ、引き続きバルザック戦です。でもライアンのレベル12です。低っ!
 少し修行してきます。この連戦が序盤のヤマですね。

 次回のタイトルをすんなりと「眠れる城のバルザック」に出来るような展開だといいなぁ(笑)


なまえLvHPMPそうび
ゆんける171126015211836奇跡の剣 ドラゴンメイル ドラゴンシールド 鉄仮面
ライアン12780981049まどろみ剣 ドラゴンメイル ドラゴンシールド 鉄仮面
パノン8524885338まどろみの剣 身かわしの服 木の帽子

<携帯閲覧用>
ゆんける LV17 H112 M60 攻152 守118 早36
奇跡の剣 ドラゴンメイル ドラゴンシールド 鉄仮面
ライアン LV12 H78 M0 攻98 守104 早9
まどろみの剣 ドラゴンメイル ドラゴンシールド 鉄仮面
パノン LV? H85 M24 攻88 守53 早38
まどろみの剣 身かわしの服 木の帽子

にほんブログ村 ゲームブログ ドラクエシリーズへ
にほんブログ村
ランキング参加中。ぜひクリックお願いします!

このページのトップへ

この記事へのコメント
ついにメンツが揃いましたね(^o^)
このメンバーだと、キングレオもバルザックも、さして憎くなさそうですね(笑)

ホイミンの誓いとライアンの祈り、素敵な話でした。
なるほど、ホイミンがライアンたちと会わない理由として整合性がつきますね。

それにしても、さすがまどろみの剣。2人でレベル16でキングレオ。お見事です。
Posted by かえさる at 2011年03月08日 14:39
1章を終えてからここまで長かったです(^^;)

確かに憎くないですよね〜。
「デスピサロの手下となってしまった自分の運命を呪ってください」としか言いようがないです(笑)

ライアンとホイミンはどういう展開が良いのかと、あれこれ考えたのですが、ちょっとホイミンが不憫だったかなとも思います。
世界が平和になった後にぜひ再会して欲しいものです。

まどろみの剣は本当に凄いです! パノンが装備出来るのなら、トルネコやクリフトあたりも装備出来そうなのに(^^;)
バルザック戦では3人全員がまどろみ持ちなのでサクサクっと……いけるかな??
Posted by タギー at 2011年03月08日 19:29
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。