DQ4プレー記・ただ今のお題
<掃き溜めに鶴>

ルール
・4章はミネア(とオーリン)だけで進める
・5章、船取得までは勇者、ミネアのみで進める
・5章、船取得以降、トルネコ、ライアン、ブライ、ミネアで進める
・キングレオ戦、天空への塔のみ勇者使用可
・勇者は馬車内での生存状態可。アリーナ、クリフト、マーニャは棺桶
・ガーデンブルグでの棺桶人質可
・838861、8逃げ、透明気球等の裏ワザ禁止
・種や木の実類は使い切る


過去のプレー記(プレー記案内はこちら
[記念の二部作]
[01]20周年記念 [10]25周年記念
[女性勇者二部作]
[02]装備品 買わない盗まない [09]いろいろやりすぎ
[三人旅三部作]
[03]水戸黄門 [04]腹でん!(パラディン)と美人姉妹 [05]まどろみ無双
[柔剛柔の三部作]
[06]クレバーカルテット [07]益荒男四人衆 [08]クレバーカルテットDS
[勇者役トルネコの二部作](の予定)
[11]百花繚乱 [12]進行中


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2010年07月08日
 デスピサロと5回戦い、いずれも最終形態まではいくものの、その最終形態のデスピサロにほとんど歯が立たずにいた。
 現在38のアリーナのレベルが45程度まで上がれば、キラーピアスで1ターンに100を超えるダメージを与えられるようであることは判明した。
 でも、出来ればあまりレベルを上げたくない。何か他に方法はないだろうか?

 ――方法は、ないこともなかった。
 最終形態でデスピサロにかかるマホカンタを天空の剣の凍てつく波動で消し、ブライのマヒャドを叩き込むことが出来れば、アリーナの今の攻撃力でも十分なんとかなるはず。
 では、どうやって効率的に天空の剣を使わせよう?

 ……ということで、6度目の挑戦。


デスピサロ戦 6回目
 アリーナの持ち物をキラーピアス、身かわしの服、金の髪飾り、天空の剣のみにする。
 天空の剣は多分「いろいろやろうぜ」にしないと使わない。「いろいろやろうぜ」にしてすぐに道具を使うのは恐らくアリーナ(他の2人は呪文も出来るから)ということで、天空の剣をアリーナに持たせる。力の盾など、余計なものは持たせない。いざというときに回復できなくなるのは少し痛いけれど。
 世界樹の葉と世界樹のしずくはブライに持たせる。持たせるだけ。使ってくれるとは思っていない。
 クリフトからは天罰の杖を取り上げ、装備武器は奇跡の剣に戻す。
 これで最終形態の最初のターンで「いろいろやろうぜ」にして天空の剣を使ってくれれば言うことなし。あとは、マヒャドをたくさん撃てるようにいつもよりブライのMPを温存するようコントロールしながら戦おう。

 両手なしの第3形態、デスピサロのザキでアリーナがやられるも、ザオリクですぐに立て直す。ブライ、スクルトを唱えたデスピサロに初めてルカニを唱えた。作戦は「いのちだいじに」だった気がする。
 第4形態以降、ブライのMPを温存するため作戦を「いのちだいじに」で固定する。この作戦ならマヒャドは唱えないし、攻撃面こそは期待できないけれども、HPは賢者の石で早めに回復してくれるだろう。「いのちだいじに」でマヒャドを唱えないことが、ここにきてありがたく感じた。
 特別死人も出ず最終形態。クリフトMP70、ブライMP87。
 予定通り作戦を「いろいろやろうぜ」にする。
 1ターン目初っ端、思惑通りアリーナが天空の剣を使った! よし! 素晴らしい!
 次のターンで「いのちだいじに」にしてとりあえずHPの回復を図る……が、ブレス攻撃でブライ死亡。ちょっと待った! せっかくマホカンタを消したのにそれは困る……。
 ブレスを食らったのでクリフトは暫く回復で手一杯。こんなときアリーナに力の盾を持たせていたらと思ったけれど、それは仕方ない。
 回復が一段落してようやくブライを蘇生。作戦を「ガンガンいこうぜ」に変更。早速マヒャドを唱えるブライ。マヒャド効く! 100超のダメージはありがたい。
 でも無理はせず、作戦をこまめに変更してHPの回復も怠らない。「いのちだいじに」中はアリーナの会心の一撃でダメージを稼げた。2ターンに1度は会心を出していた感じだ。デスピサロが凍てつく波動を多用してくれたのも助かった。100超のダメージを帳消しにしてくれる身かわしの服の効果も侮れない。それでも時々来るブレス攻撃はやはり痛く、クリフトがベホマで大忙し。いよいよMPもなくなってきた。
 もうここまできたら「ガンガンいこうぜ」でごり押しするしかない! ウィンドウが緑にならない限りは作戦は変えないことにする。
マヒャドを唱え続けたブライのMPもだんだん少なくなっていき、ついに残りMP、クリフトが8、ブライが9。
 そろそろ決着をつけないとヤバイと思った次のターン。
 アリーナの通常攻撃&会心の一撃でデスピサロが灰になって燃え尽きた。ついにデスピサロをやっつけた!
 会心の一撃でとどめをさせたのは最高に気分が良い! 演出的にも最高だ!

 デスピサロ討伐レベルは38、38、37。

   ◆◆◆

 わしらは、進化の秘法の恐ろしさを思い知った。
 クリフトの剣やわしの放つ鋭い氷の刃でやつの腕を斬り飛ばし、姫様の渾身の一撃でやつの頭を叩き潰したにも関わらず、それまで腹だった部分に顔が現れ、新しい手足が生えてきた。新しい手足はこれまでのものより逞しく、強大さを増し、一層激しい攻撃がわしらを襲った。しまいには新しい頭まで生えてきて、激しい炎の息や、血液までをも凍らせてしまいそうな猛烈な吹雪を吐いてくる。
 それでもわしらは怯まなかった。わしはありったけの魔力でマヒャドの呪文を放ち続ける。クリフトも奇跡の剣で果敢に攻め続け、治療の呪文もフル回転じゃ。姫様もデスピサロの攻撃に臆せず接近し鋭い突きや蹴りを繰り出した。
 しかし、わしやクリフトの魔力はどんどん消耗してゆき、もはや魔力も体力も限界に達しつつあった。
 姫様はデスピサロに接近するたびに受ける攻撃を紙一重の見切りでかわし被害を最小限に食い止めておったのだが、ある時、デスピサロの巨大な爪による一撃が姫様の左腕を襲った。体幹部へのダメージを防ぐために相手の攻撃を腕で受け止めざるをえなかったからじゃ!
「ぐっ……うう……」
 これにはさすがに姫様も呻き声をあげたが、倒れそうになるのを両足でなんとか踏ん張って耐えた。よろめきながらも態勢を立て直そうとしている。
「姫様ーーー!」
 わしらは重たい体をなんとか引っ張って姫様に近寄ろうとするが、姫様は右手を開いてわしらの方へ突き出した。
 く……来るなということなのか?
 だらりと下がった姫様の左腕には上腕部を中心に爪による4本の生々しい傷が刻まれておった。色白の腕を、血液の鮮やかな赤いヴェールが覆い隠すかのようじゃった。
 なぜじゃ、アリーナ様は一国の王女でいらっしゃるのに、本当ならこんな血生臭い戦いとは縁のないご身分であるはずなのに、なぜこんなに傷を負って戦っていらっしゃるのじゃ。本来だったらわしらが、体を張ってお守りせねばならぬはずなのに、いつだって姫様はわしらの前に立って……。
「なぜじゃ! なぜなのじゃ……」
 わしは居たたまれない思いに駆られて叫んだ。
「お城のみんなのために。あと、答えをみつけたいから……」
 わしの問いかけに姫様は前を見たまま静かにそう答えられた。
 答えをみつける? リバーサイドで話した、あのことなのか? 戦って戦って、一体どんな答えを出すというのじゃ!?
 もはや左手を使えないであろう姫様は、右手袋の中指の先を口でくわえて引っ張り、手袋を外した。外した手袋を右手でご自分のベルトに挟む。戦いの最中に手袋を外す光景など、わしは今まで見たことがない。戦いの最中に素手をあらわにした姫様をわしは初めて見た。
 そして姫様は左足を前に出し、いつもの構えをとった。真っ赤に染まった左腕も、そっと、肩の高さまで上げ、ゆっくりと肘を曲げて拳を軽く握る。小刻みに震えていた左腕の動きがピタリと止まった。

 デスピサロはなおも姫様に襲い掛かった。さっきの攻撃に味を占めたのか、またもや右腕を大きく振るって姫様の左側を狙ってきた。 しかし、何度も同じ攻撃を食らうような姫様ではない。身を翻して一撃をかわし、素早くその懐へと潜り込んだ。
 後屈気味の態勢を起こしつつ上体を伸ばし、腰を左に捻って左腕を後ろへ引き、素手になった右の拳を繰り出す。あまりに素早い一連の動作に、体を起こしてから拳を繰り出すまでの動きがほぼ同時であったかのように、わしには見えた。
 その拳はかすかに放物線を描き、ちょうど頂点のあたりでデスピサロの腹部にあるもう一つの顔の眉間に直撃させ、そのまま斜め下へと突き抜いた。
 なんということのない普通の突きだと、わしにはそう思えた。

 ――しかし次の瞬間、まるで静かな水面に石を投げつけたかのように、ヤツの腹にある眉間から外側へ振動が走り抜けた。
「ぐ……ぐがはあああああ」
 デスピサロが呻き声を上げると同時に、体幹からバキバキバキと不快な音が鳴り響いた。な、なんじゃ? 体中の骨が砕けた音なのか? うそじゃろう? 武器も何も身につけない素手の突きで、そんなことが出来るものなのか……。
「す、すごい……実に無駄のない動きで、体全体の力、いや、恐らくそれをさらに上行く力を右の拳に乗せてしまった……」
 クリフトが唸った。さすがに、こやつは医術も心得ているだけあって人体のことに詳しいようじゃ。そうか、あれはそんなに凄い突きだったのか。

『右手をぎゅっとにぎって「えい!」ってついただけだよ』
『あの技は、とっておきの突き技は、いつかデスピサロに真剣勝負を挑むときまで温存しておくのよ!』

 わしは、かつて姫様が話された言葉を思い出した。
 ……も、もしや、これこそがまだ幼かった姫様が熊を一撃で仕留めた、そして城の石壁を砕いた、姫様のおっしゃっていた「とっておきの突き技」じゃったのか!? わしが密かに嘘だと疑っていた突き技はこれじゃったのか! 嘘では……なかったのか。
 わしは少しでも姫様を疑ってしまっていた自分を恥じた。
 しかしながら、こんな技を一体どういう経緯で体得したのであろう。わしの知る限りでは、姫様は武術に関して誰かに師事していたわけではないはずじゃ。天性のものなのか? だとしたら、なんという恐ろしき才能よ……。わしは思わず身震いしてしまった。

 姫様の「とっておきの突き技」を喰らったデスピサロは、なすすべなくその場に崩れた。
「ぐはあああ……! 体が熱い……。私は……私は敗れたのか」
 デスピサロの姿が、みるみるうちに、以前のヤサ男の風貌へと戻っていった。
 デスピサロは地面に崩れ落ちたが、しかし倒れながらも鋭い眼光で姫様を睨みつけた。
「き、貴様が……勇者だった……のか?」
「ちがう。わたしは……勇者じゃ……ない」
 姫様は苦しそうに肩で大きく息をしつつデスピサロの前に立ち、さらに続けられた。
「わたしは……アリーナ。サントハイム王国の王女……そして、エンドール武術大会の、あなたの……決勝の相手よ」
 その言葉を聞いて、デスピサロはあっけに取られた。そして次の瞬間、フッと息を漏らした。
「なんということだ。ではあの時、あの城の者どもと一緒におまえを消していれば……もしくは、あの武術大会とやらに最後まで残って、決勝でおまえを捻り潰しておけば……こんなことにはならなかったということなのか……フッ……ハハハハハ」
 デスピサロは仰向けになって血を吐きながら大声で笑った。姫様は黙ってそんなデスピサロを見ていた。
「私はもうすぐ死ぬ。死ねばあの城の者たちも戻るであろうよ。ククク、喜べば良い……つかの間の幸せとやらを。人間など、平和な世とやらが少し続けば、どうせまたロクなことをしなくなるだろうさ。それまでの間、せいぜい喜んでいるがよい……うっ……ぐ……ふっ」
 デスピサロは最期にそう吐き捨て、首を傾けた。そしてそれきり、動くことはなかった。

 わしらは暫くその場に立ち尽くした。
 程なくして天上の方から、手のひらに乗るくらいの光の玉がひとつ、ぼうっと鈍い光を放ちながらゆっくりと降りてきた。
 光の玉はデスピサロの亡骸の上で暫く静止し、再びゆっくりと上へ昇っていった。昇るとき、光の玉は2つに増えていた。
「ロザリーさんが、デスピサロ……いえ、ピサロを迎えに来たのかもしれませんね」
 クリフトはそう言い、片膝をついて指を組み祈りを捧げた。姫様もわしも、クリフトとともに祈った。
「これでやっと……2人ずうっと、そばにいられるんだね」
 姫様がそう、つぶやいた。

   ◆◆◆

 勢いに任せて書いていたら凄まじく長くなってしまったので、削ってちょっとスリムにしました。せっかくあれだけ書いたのにー、とも思いつつ。一応これ、プレー記がメインだし(苦笑)
 長かったサントハイムの3人旅もいよいよ次回、最終回です。

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