DQ4プレー記・ただ今のお題
<掃き溜めに鶴>

ルール
・4章はミネア(とオーリン)だけで進める
・5章、船取得までは勇者、ミネアのみで進める
・5章、船取得以降、トルネコ、ライアン、ブライ、ミネアで進める
・キングレオ戦、天空への塔のみ勇者使用可
・勇者は馬車内での生存状態可。アリーナ、クリフト、マーニャは棺桶
・ガーデンブルグでの棺桶人質可
・838861、8逃げ、透明気球等の裏ワザ禁止
・種や木の実類は使い切る


過去のプレー記(プレー記案内はこちら
[記念の二部作]
[01]20周年記念 [10]25周年記念
[女性勇者二部作]
[02]装備品 買わない盗まない [09]いろいろやりすぎ
[三人旅三部作]
[03]水戸黄門 [04]腹でん!(パラディン)と美人姉妹 [05]まどろみ無双
[柔剛柔の三部作]
[06]クレバーカルテット [07]益荒男四人衆 [08]クレバーカルテットDS
[勇者役トルネコの二部作](の予定)
[11]百花繚乱 [12]進行中


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2010年06月20日
 ガーデンブルグから海鳴りの祠、滝の流れる洞窟と経由し、大灯台の東に流れる川をのぼってようやくガーデンブルグの南にあるロザリーヒルに到着した。

   ◆◆◆

 ロザリーヒルの町の中心部には、ホビット族や動物たちの為の礼拝堂が入った、石造りの塔らしき建物が建っておった。建物の上部には小窓が1つついておったが、地上からは中の様子はうかがい知ることはできんかった。
 そうか、イムルの宿屋で泊まったときに見た夢の場所は、ここだったのじゃな。わしらは建物に近づく前に、少し町の者たちと話をした。エルフのロザリーという娘は、ルビーの涙を流すばかりに人間から迫害を受けておったらしい。それを見かねたピサロという魔族の若者がロザリーを人間から守っていたというのじゃ。そうか、それでピサロ(おそらくはデスピサロと同一人物じゃろう)はあの建物の中にロザリーという娘をかくまっておったのか。町の中にはロザリーのルビーの涙を狙っていると思われる人間の男も紛れ込んでおった。わしらがあの笛を使って建物に入る際は、彼奴の動向には気をつけねばならぬ。

 日が沈み、あたりが薄暗くなった頃、わしらは建物の東側にやってきた。さすがに隠し階段を作った場所だけあり、ここは非常に人目につきにくい。恐らく笛の音色もそう遠くまでは聞こえないはずじゃ。人間の男の姿も外にはなかった。宿にでも入ったのじゃろう。
「では、笛を吹いてみましょうか」
 クリフトはそう言い、懐からあの笛を取り出した。そんなクリフトを姫様はジーっと見ておった。
「ねえクリフト、わたし、ちょっとその笛を吹いてみたくなっちゃったのだけど……」
「え? お吹きになられますか? では」
 クリフトは姫様に笛を手渡した。
「ええと、吹き方を教えてくれる?」
「はい、かしこまりました」
 そう言うとクリフトは姫様の後ろに回って笛の持ち方を手取り足取り教えておった。
「こんな感じ?」
「はい、そうです! そうしたらここの歌口に唇をあてて息を吹き込むのです。あまり強く吹かずに、優しく」
「うん、わかったわ。じゃあやってみるね」
 姫様はそうおっしゃり、歌口に唇をあてて演奏をはじめたのじゃが……音はちいとも聞こえてこなかった。ん? いくらなんでも優しく吹きすぎなのではないかい?
「……音、出ないよ?」
「も、もう少し強く吹いても平気だと思いますよ」
「そっか、じゃあ、もう1回」
 次は、なんとも不快な音が聞こえてきた。音割れしとるのう。強く吹きすぎじゃろう。
「ちょっと強すぎかもしれないですね。もうちょっと弱い方が良いと思います」
「……結構難しいのね」
 強いだの弱いだの、姫様とクリフトのやりとりは暫く続いておった。傍からみるとふざけているとしか思えないのじゃが、おそらく姫様は真剣じゃった。笛とすら格闘するとは、いかにも姫様らしいのう。しかし、結局夢で見たときのような演奏は出来ずに、
「ああもう! 無理無理! わたしには無理! やっぱクリフトが吹いてっ!」
 とうとう姫様は諦めて笛をクリフトに突きつけてしもうた。姫様には魔物よりも笛の方が強敵だったようじゃな。
「え? 私が……吹いてもよろしいのですか?」
「うん、あなたなら上手に吹けるし。……って、あぁ、今わたしが散々吹いちゃったから汚いよね、洗ってくるわ」
「そ、そんな、汚いだなんてとんでもないことでございます! わたくしはそのままでも結構でございます!」
 クリフトの奴は顔を真っ赤にしながらそう言った。まるでタコのようじゃな。情けないのう。
「あ、そう。それなら別にいいのだけど」
 姫様はサラリとそうおっしゃる。
 しかし、顔が真っ赤なクリフトを前に「あ、そう」の一言で済ませる姫様も姫様じゃのう。

 クリフトが笛を吹くと、目の前の地面に階段が現れた。うむ、イムルでの夢とまったく同じ展開じゃわい。本当にこいつは不思議な笛じゃな。
 姫様を先頭に、クリフト、わしの順で階段を下り、通路を歩く。歩きながら、わしはクリフトに小声で話しかけた。
「クリフト、おぬし、あの程度でタコのように真っ赤になりおって、情けないのう。そんなで本番のときにはどうする気じゃ」
「……ぶっ! ブライ様、な、ななな、何をおっしゃっているのですかっ」
 両手を広げてバタバタしながらうろたえておる。
 別に本番と言ってもな、「姫様との」という意味では決してないのじゃぞ! そこのところだけは勘違いするでないぞ、クリフトよ。それにしても、こやつのリアクションはまこと面白いのう。面白がってついついからかってしまったのがマズかった。
「なんなら、わしがいろいろと手ほどきしてやるぞい。わしゃあ、こう見えても昔は多くのおなごを泣かせたもんじゃ。武勇伝は数知れぬ」
「あーもう、やめてください! なんて不謹慎な! そんなこと教えていただかなくてもけっこうです!」
 おいおい、もうちいと静かに喋らんかい。
「ちょっと……あなたたち、さっきからなに後ろでコソコソ喋っているのよ。手ほどきだの武勇伝だのって……ん?」
 姫様がムッとしつつこちらを振り向かれた。わしらは慌てて、「いえ、なんでもありません」と誤魔化そうとした……が、何故かそう言う前に姫様はすぐ普通の表情に戻ったのじゃ。いや、普通の表情どころか心なしか目が輝いておるのじゃが。
「……武勇伝、手ほどき? ねえ、ブライってもしかして、呪文だけじゃなくて剣術とか武術とか、そっちの方でも名を馳せていたりしたの?」
「は? わしが? 剣術、武術というか……まあ、その、ある意味、くんずほぐれつ、格闘技の一種……というか」
 わしはあまりに想定外な姫様の問いかけに、素でそう答えてしもうた。
「ちょっ……えええっ!? ブ、ブライ様。このような場所で何をおっしゃっているのですか!?」
 クリフトは顔を引きつらせておった。本当にわしゃあ何を言っておるのじゃ。じゃが今更うやむやにしたら姫様に怪しまれるかもしれぬしのう。
「へえ、格闘技! わたし、ブライが格闘術にも通じているなんて全然知らなかったわ! ねえ、どんな技が得意なの? 立ち技? 組技?」
「そ、そうですな……まあ、いろいろと知っておりますが、特に寝技、ですかな」
「寝技が得意なの!? すごい! どういう寝技が得意なの?」
 どういう……と言われても、この場合どう答えるべきなのじゃろか。わしは少し答えに迷ってしもうた。
「あ、言いたくなければ別にいいわよ。あまり他人に手の内は明かしたくないものね! 実はわたし、あまり寝技はやったことないのよね。だって、寝技に持ち込むには相手を地面に倒さないといけないじゃない? わたしはその態勢まで持ち込む前に勝負をつけることが多いから」
「まあ、あれですな、どうやって相手を倒すかも、こちらの腕の見せ所ですな」
 もはやクリフトは顔面蒼白、無言で固まっておった。そのうちひっくり返るのではないか?
「なるほどねぇ。でも本当に、今までそんなこと全然知らなかったわ。もう、みずくさいんだから! そういうことだったら、今度ぜひブライとお手合わせ願いたいわね」
 て、手合わせ……。な、なにやら、隣から殺気を感じる。これ以上話を続けておったら、ザキの呪文が飛んできそうなのじゃが……。
「なーんて、冗談よ。無理をして腰痛がひどくなるといけないもの! さあ、お喋りはここまでにして、早く先に進みましょう」
「そ、それもそうですな! 早く行きましょうぞ」
 や、やっと会話が途切れたのう。クリフトの殺気は途切れておらんが。
「ブライ様……」
 恐ろしいほど低い声でクリフトは囁いた。
「クリフトよ、お喋りはここまでと、姫様がおっしゃっておったろう?」
 わしはそう言うて逃げ切ったつもりじゃったが、
「……そうですね。それでは後ほど、宿ででもゆっくりと」
 驚くほど冷静な返事じゃった。ど、どうやらクリフトの説教からは逃げられそうになさそうじゃ。
 別に、わしの言うたことは全然姫様には意味が通じてなかったのじゃから、良いではないかのう。姫様は本当に格闘技の話をしていると思ったはずじゃしな。無問題じゃよ! かっかっか!

 ……だがしかし。

 万一話が通じていたとすると、わしは姫様に壮大にからかわれたことになるのだが……。
 まさか、あの姫様に限ってそんなことは……のう。

 下を見つつそんなことを考えこんでおったわしがふと顔を上げると、目の前におなごが1人立っておった……というか、浮いておったというか。棺桶連中の1人じゃ。破廉恥な格好をしておる方のおなごじゃな。確かマーニャという名前だったかのう、そのマーニャが丸出しの腹をかかえてケタケタと笑っておった。声は出ておらんかったが。

 わしも思わず、苦笑いしたのじゃった。

   ◆◆◆

ピサロナイト戦 1回目
 滝の流れる洞窟攻略中に「ピサロナイト戦はキラーピアスよりも炎の爪の方が良いだろうな」と思っていたのにキラーピアスで行ってしまった1回戦。ピサロナイトは守備力が高いのでやっぱりキラーピアスだと火力が低かった。でもって、クリフトは恒例のザラキ連発。もはや驚きも怒りもしないけれど、でもなんで相手が単体なのにザラキなの? とは思う。
 静寂の玉で順調に2人の呪文が封じ込まれると回復手段が薬草しかないのでキツい。ピサロナイトの攻撃は痛いし、アイスコンドルは痛恨の一撃を連発するし。ブライが今回はちゃんと天罰の杖を使ってくれたものの、ピサロナイトのHPを削りきることは出来ず、あえなく全滅。

ピサロナイト戦 2回目
 今度はしっかりとアリーナに炎の爪を装備させる。作戦は「いのちだいじに」でクリフト、1、2ターン目でスクルトの重ねがけ。なんという見事な学習効果! アリーナは1ターン目に会心の一撃をお見舞い。ブライは打撃。いや、バイキルトなり天罰の杖なり使って欲しいのだけれど……。今回も順調に呪文を封じ込まれるが、スクルト効果で受けるダメージは少なめ。薬草や奇跡の剣での回復でも十分だった。ピサロナイトは時々アリーナの呪文を封じ込めようとするが、もちろん意味のない無駄行動。こちらとしては助かる。アイスコンドルの痛恨の一撃でブライがやられてしまったけれども被害はそれだけで収まった。2回目で無事勝利。

 ピサロナイトを倒してブライにザオラルをかけたあと、ロザリー&スライムと面会。ロザリーにデスピサロの話を聞き、彼の野望を止めて欲しいと頼まれる。スライムには変化の杖のヒントをもらった。魔物に姿を変えて奴らの城に乗り込む、とはなかなかの妙案だ。このスライムはデキると思った。もしかして進化の秘法で進化させてもらったクチなのだろうか?

   ◆◆◆

 なるほど、デスピサロが人間に憎しみを抱いているのは、わしら人間の方にも非があったのじゃな。人間には誰しも欲はある。わしにもあるし、姫様やクリフトにだってあるじゃろう。多くの人間は、その欲をある程度自制して生きておるのじゃ。だが悲しいかな、皆が皆、そうではない。抑えきれないほどに膨れ上がった欲望が悲劇を起こすのはよくある話じゃ。やるせないことじゃのう。
 デスピサロは人間を滅ぼすことでロザリー殿に危険が及ばない世界を作ろうとしておるのじゃろう。だが、ロザリー殿はそんなことは望んではおらぬ。ただデスピサロ……いや、ピサロが自分の傍にいてくれるのであればそれで良いと思うておるようじゃ。
 しかし、強い野望を抱いた男には、今はそんな彼女の想いも届くことは難しいであろうな。
「なんとかデスピサロを説得する方法はないものですかね」
「ロザリーさんはデスピサロの命を奪うこととなっても……って言っていたけれど、でも絶対本当はずっと一緒にいたいはずよ! 本当に、なんとかならないかな」
 確かに、和解できるのならそれが最善の方法じゃろう。そうすればサントハイムの皆も戻ってくるかもしれぬ。だが、ロザリー殿本人が説得できずにいるのに、果たして他の誰かの説得になんぞ応じるものじゃろうか?
 わしらが魔族側に接近することが出来れば、その糸口が掴めるのじゃろうか?
「とりあえず魔族側の事情が多少なりでも分かった今、あのスライムが言うておったとおり、魔物に扮してやつらの根城に忍び込む価値はあるかもしれん。ここはひとつ、変化の杖を探しにサントハイム王家の墓に行ってみますかの?」
「そうね、取りうる行動は、できる限り取ってみましょう!」

 わしらの次の目的地が決まった。わが国歴代の王たちの眠る、王家の墓にな!

 わしらはロザリー殿の部屋へと通じる隠し階段が消えていることと、あの人間の男が階段のことを察していないようであることを確認し、ロザリーヒルを後にした。
 経由地のエンドール宿屋にて、その晩クリフトに延々と説教をくらったのは言うまでもない。

   ◆◆◆

 勇者の場合デスピサロは絶対的に仇であるけれど、サントハイムの3人にとっては仇というよりも、サントハイム神隠し事件のキーマンという位置づけだと思うので、勇者ほど強い憎しみは抱いてないはず。だからロザリーヒルの住人やロザリーの話を聞いたら「説得する」という選択肢も浮かぶのではないか、と思ってみた。

前回とレベルに変動はない(25、25、23)のでステータス表は省略。

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