DQ4プレー記・ただ今のお題
<掃き溜めに鶴>

ルール
・4章はミネア(とオーリン)だけで進める
・5章、船取得までは勇者、ミネアのみで進める
・5章、船取得以降、トルネコ、ライアン、ブライ、ミネアで進める
・キングレオ戦、天空への塔のみ勇者使用可
・勇者は馬車内での生存状態可。アリーナ、クリフト、マーニャは棺桶
・ガーデンブルグでの棺桶人質可
・838861、8逃げ、透明気球等の裏ワザ禁止
・種や木の実類は使い切る


過去のプレー記(プレー記案内はこちら
[記念の二部作]
[01]20周年記念 [10]25周年記念
[女性勇者二部作]
[02]装備品 買わない盗まない [09]いろいろやりすぎ
[三人旅三部作]
[03]水戸黄門 [04]腹でん!(パラディン)と美人姉妹 [05]まどろみ無双
[柔剛柔の三部作]
[06]クレバーカルテット [07]益荒男四人衆 [08]クレバーカルテットDS
[勇者役トルネコの二部作](の予定)
[11]百花繚乱 [12]進行中


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2014年09月28日
 僕たちは銀の女神像を求めて女神像の洞窟へとやって来た。エンドールからの道中全く魔物が姿を見せなかったものの、洞窟の中ではそうはいかなかった。出番が少ない僕らの神通力も洞窟の中までは力が及ばないらしい。つまり、出番が少ないという神通力はそこまで大したものではなく、「僕らの出番の少なさ」というのも実際は大したことではない。つまり神格化されるほど出番が少ないというわけではないわけだ。そもそも僕たちには「ロレンス」「スコット」という立派な名前が付けられている。一般市民扱いで名前が付いているのはほんの一握りだ。バトランドのアレクスとフレア、イムルのププル、テンペのニーナ、偽王女のメイなどなど。トルネコさんの息子にすらファミコン版だと名前はない。後付ネームであるポポロなんて、イムル宿屋の息子・ププルの名前を下に2つずらしただけだ。パパラ、ピピリ、ププル、ペペレ、ポポロてな感じでね。そう考えると、僕たちは明らかに選ばれた側の人間なんだ! 出番が少ないだなんてとんでもない!
 しかもスコットなど、どこかの世界に「スコットランド」なる地域があって、もしかしたら独立国家になっていたかもしれないらしい。スコットの国か……どこかにロレンスランドとかないかな。スコットがちょっと羨ましい……。
「おい、ロレンス! 何さっきから1人でブツブツ言ってるんだ。ここは戦場だぞ。お前も真面目に戦え!」

 スコットの言葉で我に返った。そうだ、今はスコットランドとか言っている場合ではない。戦いに集中しなければ! トルネコさんに雇われて数日……経っているような気がするけどまだ1日目、ようやく得意の魔法を披露できるときがきた! 僕の戦闘における得意魔法はギラとラリホー。え? どこかの姉妹が合わさったようだって? ということは、僕は1人で2倍の戦力ということだ。
「ラリホー!」
 呪文を唱えると同時に砂漠の砂のような色をしたミミズの大群が眠りこけた。スコットが愛用の鉄の槍を振り回し、ひと薙ぎする。トルネコさんも正義のそろばんをじゃらじゃら鳴らしながら、スコットが仕留め損なったミミズを叩き潰した。

 ところどころ浸水している洞窟内はイカダに乗って移動する必要があった。さすがにお宝の眠る洞窟だ。誰かが用意したイカダだったのだろう。でも未だ女神像が誰かの手に入ったという情報はない。イカダの持ち主はこの洞窟探検においてどういう末路をたどったのだろうか。
 イカダで移動中も魔物は容赦なく襲ってくる。水棲のタコやら空を飛んで向かってくる巨大なハエやらがまとわりつく。特にハエはこちらの魔法を封じるマホトーンの呪文を唱えてくるので厄介だ。でも所詮僕の敵じゃない。タコはラリホーで水中に沈め、ハエはギラで焼却処分だ。安定の悪いイカダの上でもスコットの槍さばきは冴えている。さすがは歴戦の戦士といったところか。重量のあるトルネコさんが行動するたびにいかだは大きく揺れたが、そんなことはお構いなしに次々と魔物たちを切り裂いていった。
「スコットさん、さすがですなぁ。見事な武器さばきです。惚れ惚れします。一度剣を振るっている姿も見てみたいものです」
「ありがたい言葉だが、おだてても道具持ちはやらないぞ」
 スコットはニヤッと笑いながらそう言った。
「はっはっは、分かってますとも。ですが、そのせいで余計な薬草は持ってきてませんからな。怪我にはくれぐれも注意してくださいよ」
「そうですよ、スコット。あなたは前に一度大怪我をしているのだから」
「大丈夫だ。お前のホイミがあれば問題ない」
 そんなやりとりをしながら洞窟の深部へと進んでいく。
 しかしこの洞窟、浸水の具合が好ましくない。地下2階は水浸しでいかだ無しでは思うように進めないのに対し、地下3階は水が干上がっていて段差が激しい。僕やスコットだったらどうにかよじ登れそうな段差だけど、上背も無くおなか周りが立派なトルネコさんにとっては登るのは困難だろう。
「どうもこの階層は浸水していることが前提の造りをしているようだな」
「そうですなぁ。水が張っていて、いかだで進むことが出来れば、段差の上に何があるか分かりそうです」
 銀の女神像というお宝をやすやすと盗られないような仕掛けがなされているということなのだろうか。ならばどこかに謎を解く鍵があるはず。
 僕らは魔物たちを蹴散らしつつ、念入りに壁や床を調べながら足を進めた。
 地下3階を歩いていても特に何もなかったので地下2階へ戻り、注意深く奥へ奥へと進んでいく。するとついに行き止まりになってしまった。しかし、その地面にはボタンのようなものがある。そして横には風化した石版があり、何かが書かれていた。あちこち欠けていて非常に読みづらかったが、何とか解読した。

『このボタン 押すべからず』

「これは……意味深なボタンですなぁ」
 一体押したらどうなるのだろうか。宝を盗られたくないという意味での押すべからずなのか、押すと本当に危険だから押すべからずなのか。僕もトルネコさんも腕を組んで考え込んだ。しかし
「ここで迷っても仕方ないだろう」
 スコットはそう言うと、ボタンを思い切り踏みつけた。
「ちょっとスコット、押すべからずと書いてあるのに」
「押したんじゃない、踏んだんだ」
 それはただの屁理屈というものだ。しかしもう遅い。ボタンは確かに押されてしまった。あたりに轟音が鳴り響く。このままこの洞窟、崩れてしまうのではないだろうか……そんな不安に襲われた。いつも飄々としているトルネコさんも明らかにうろたえている。スコットだけは悠然と構えていた。
「この程度ならここが崩れるということもあるまい」
 確かに、音は鳴っているが、地面が激しく揺れているわけでもない。さすがに僕より百戦錬磨の傭兵、スコットである。
 やがて音は鳴り止んだ。幸い洞窟は崩れてはいない。ならば一体何が起きたのか、僕たちはもと来た道を戻った。するとそこには意外な光景が広がっていた。あちこち浸水していたはずのこの階層から、ほとんど水が消えていたのだ。あれほどあった水は一体どこへ消えたのか。ここは地下2階だ、さすがに地下1階へ移動したとは思えない。つまり、普通に考えれば水はさらに下の階層、地下3階へと消えたはずだ。うまい具合に地下3階が浸水していれば、段差の上へも移動できるはず。
 なるほど、あの『押すべからず』は宝を盗って欲しくないためのものだったようだ。
「スコット、こうなるって分かっていたのですか?」
「別に分かってたわけじゃないさ。だがな、このただ者じゃないトルネコの旦那が一緒なんだ、悪いことが起こるわけがないと思ったのさ」
 スコットがそう言うとトルネコさんは照れ笑いのようなものを浮かべていた。

 早速地下3階へと進むと、予想通り今度はこちらが浸水状態となっていた。地下3階へ降りてすぐ、かつて段差の上部だった場所に古びたイカダがあったのでそちらを拝借し、奥へと進んでいく。ついさっきまで干上がっていたこの階層にも早速タコの魔物が巣食っていた。水と一緒に上の階から流れてきただけだろうけど。
 さっきまで行くことが出来なかった段差の上部には宝箱がいくつかあったが、中身はすでに空だった。まさかすでに先陣がいて女神像を取られてしまったのかという不安もよぎったが、それは杞憂に終わる。
「あそこに下へ降りる階段が見えますぞ!」
 トルネコさんが指差す先に確かに階段があった。僕たちはなおも襲い掛かってくる魔物たちを撃退しつつ階段を下りた。降りた先には宝箱が1つ。トルネコさんが重い体を揺すりながら宝箱へと走る。僕たちも軽やかに走る。
「これだ! ついに見つけましたぞ! 銀の女神像を!」

 トルネコさんが手にした女神像は神々しい輝きを放っていた。

−つづく−

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この記事へのコメント
ふとしりとりを思いついてしまいました。
ポポロ→ロレンス→スコット→トルネコ
いえ、意味はないのですが。

スコットの名前が、
どこかの独立目指した国家っぽい名前だというのに笑いが!
確かに、選ばれた側の人間ですよね、2人とも。
出番が少ないとはいえ、2章とか5章でも、
少しだけでば・・・はあったわけで。
導かれしNPCです。
全然神がかりじゃなかった!
ロレンスも、
ひとりでギラリホー作戦ができるとは、
もう勇者クラスですよね。ホイミも使えるし。
ギラリホイミ作戦まで行けますね。

ププルとポポロのネーミングは確かにそうかも!
響きが似てるとは思っていましたが、
このネーミングルールが適用されていたのか!!
Posted by かえさる at 2014年09月29日 13:08
ホントだ、見事な3章しりとりですね!これでネネさんが入れば完璧です(笑)

ニュースで「スコットランド」と流れるたびに傭兵の姿が浮かんで困ってました。
アメリカには「ミネアポリス」もありますし。

ギラリホー懐かしいです!ロレンスすごいですね。一度マニュアルで操作してみたいです。

ポポロに弟か妹が出来たらパパラ、ピピリ、ペペレのいずれかになるのかなーと勝手に思っています。
どうでも良いですが、衛藤氏の好きな「ゲレゲレ」は1つ前にずらすと「グルグル」で氏の作品と同じですね。
Posted by タギー at 2014年09月29日 20:58
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