DQ4プレー記・ただ今のお題
<掃き溜めに鶴>

ルール
・4章はミネア(とオーリン)だけで進める
・5章、船取得までは勇者、ミネアのみで進める
・5章、船取得以降、トルネコ、ライアン、ブライ、ミネアで進める
・キングレオ戦、天空への塔のみ勇者使用可
・勇者は馬車内での生存状態可。アリーナ、クリフト、マーニャは棺桶
・ガーデンブルグでの棺桶人質可
・838861、8逃げ、透明気球等の裏ワザ禁止
・種や木の実類は使い切る


過去のプレー記(プレー記案内はこちら
[記念の二部作]
[01]20周年記念 [10]25周年記念
[女性勇者二部作]
[02]装備品 買わない盗まない [09]いろいろやりすぎ
[三人旅三部作]
[03]水戸黄門 [04]腹でん!(パラディン)と美人姉妹 [05]まどろみ無双
[柔剛柔の三部作]
[06]クレバーカルテット [07]益荒男四人衆 [08]クレバーカルテットDS
[勇者役トルネコの二部作](の予定)
[11]百花繚乱 [12]進行中


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2010年10月05日
 デスピサロの宮殿を塞ぐ結界を破ったワタシたちは、ついに宮殿の中へと足を踏み入れました。長い戦いもクライマックスを迎えようとしています。おそらく宮殿の中には強い魔物がうようよしているでしょう。なのでワタシたちはある作戦を立てました。回復役として欠かすことの出来ない、でもちょっと打たれ弱いミネアさんを匿いながら進むことにしたのです。ミネアさんはとても申し訳なさそうにしていましたが、ワタシもマーニャさんも「そんなこと気にすることはない」と説得しました。誰にだって長所と短所があるものです。その短所を互いに補って進んでいけば良いのです。もはやワタシたち3人、誰が欠けてもダメなのです。これはれっきとした作戦なのです。何も気に病むことはありません。

   ◆◆◆

デスピサロの宮殿(デスキャッスル)において
 というわけで、宮殿はトルネコ、マーニャの2人で抜ける作戦を取ることにする。ミネアは外から回復係。宮殿を抜けたら角笛で召喚という運び。そんなことしている間にミネア隊長が起きてきそうだけど、それはもう気にしない(笑)
 ただし、初回は賢者の石と雷の杖を取ることが目的で、デスピサロのところまで行く予定はないため3人で潜入。ここでの最大の敵は2回攻撃、吹雪&甘い息が厄介なガーディアン。早速そのガーディアンにミネアがやられるが世界樹の葉で蘇生し先へ進む。無事に賢者の石と雷の杖(+命の木の実、小さなメダル)を取り、一旦脱出。これで武器35種コンプリート達成! トルネコさんおめでとう。命の木の実は虚弱体質のミネアに捧げる。小さなメダルは放置でも良かったけれど、せっかくなので天罰の杖に換えた。トルネコに持たせてみる。攻撃呪文の効果のある武器の中では天罰の杖が一番有用っぽい。
 ミネア、レベル37上昇時に最大HP5上昇で現在154。ようやく150突破。
 こつこつと(買って)貯めたカジノのコインで祈りの指輪を2つもらう。ミネア用。いよいよデスピサロの元へ向かうべく、トルネコとマーニャで宮殿へ進む。宮殿内の敵は全て逃げる方向で。土偶戦士はトラマナを駆使して全力で避ける。逃げ損なうと怖いのはガーディアンぐらいか。

   ◆◆◆

 デスピサロは宮殿の中にはいませんでした。宮殿を抜けた先に聳え立つ山の中の、切り立った崖の先にデスピサロはいました。イムルの村で見た夢や、エスターク神殿で会ったあの人間のような容姿のデスピサロとは、もはや似ても似つかぬ姿になっていました。その姿はまさに、かつて進化の秘法を使ったという地獄の帝王エスタークと瓜二つ。違うのは肌の色だけです。
 ううむ、進化の秘法を使うと、皆あのような姿になってしまうのでしょうか? 外見的個性が肌の色だけなんて、面白くないですな。もしネネとポポロがあんな姿になってしまったらワタシゃ泣きますよ。そんなことを考えていると、
「えー 何アレー あんなにカッコ良かったデスピサロがあんなになっちゃって……ガッカリね」
 マーニャさん、言うと思いましたよ。
「ガッカリでもう未練もないから、さっさとやっつけて地上に戻りましょ!」
 そう言うとも、思いましたよ。
「ワタシも、せっかくこの世界の全ての武器を集めたわけですから、早く我が家に持ち帰りたいものですな」

 さあ、いよいよ最後の戦いですよ!

   ◆◆◆

デスピサロ戦 1回目
 賢者の石をマーニャに持たせ、世界樹系、天空の剣をトルネコに持たせる。初挑戦レベルはトルネコ41、マーニャ40、ミネア37。
 ミネア、最初はやっぱりラリホー魔。マーニャは「いのちだいじに」だとメラゾーマではなくメラミを唱える。しかし作戦によって呪文を変える行為はMP温存には役に立つ。問題はそれよりもデスピサロにメラ系が効きにくいという点だ。決まるときは連続で決まるけれど、ダメな時は数ターン連続で失敗する。多分成功より失敗の方が多い。メラゾーマに期待する部分が大きいパーティーなのでこれは痛手。
 HPの低いミネアもデスピサロの攻撃は2回まで耐えられるようだ。それでも第一形態のうちにマーニャ、ミネア死亡。トルネコ「いろいろやろうぜ」にしても世界樹の葉は使わず、そのまま全滅。全然歯が立たないという初戦での印象。


デスピサロ戦 2回目
 戦闘開始後、デスピサロの攻撃が全てミネアにいき、2ターン目で死亡。「いろいろやろうぜ」にするも世界樹の葉をなかなか使わないトルネコ。マーニャをかばったりはしていたが、そのうちマーニャも死亡。ここでようやく世界樹の葉をマーニャに使う。出来ればミネアに使って欲しかった。数ターン後には再びマーニャ死亡。もう蘇生手段はなし。
 トルネコの気まぐれ行動。ダジャレは効果がある。くだらないダジャレで笑い転げる進化したデスピサロ……想像するとこっちが笑い転げそうだが。子守唄は効果なし。砂かけ、指回しも勿論ダメ。結局今回も第一形態で全滅。

 これは勝負にならなすぎだ。もう少しレベルを上げよう。
 道具を整理して、聖水を12個購入。これらを使い切ったらデスピサロに再挑戦しよう。

 メタル出現スポットをうろつくが、出るのはウザさナンバー1のデーモンスピリットばかり。時々デフォルトでマホカンタがかかっていることがあるのがさらにムカつく。普段はイオナズンを連発するマーニャ、デーモンスピリットにマホカンタがかかっていると思われるときは基本的にイオナズンは使わない。しかし、他の敵と群れで出現しているときは自分へのダメージを覚悟でイオラを放つ。イオナズンじゃなくてイオラだから、多分跳ね返りのダメージを覚悟しているのだと思う。まさに捨て身のイオラ。マーニャかっこ良すぎ!
 メタル系も時々は出現し、「いろいろやろうぜ」にすればみんな聖水を使ってくれる。はぐれメタルを何匹か倒して、全員のレベルが2ずつアップ。ミネアの最大HP160。デスピサロに3度目の挑戦。


デスピサロ戦 3回目
 戦闘突入の前に、祈りの指輪でミネアのMPを回復させる。指輪、一発破壊……せっかくの1万GがMP20そこそこの回復だけで儚く消えた。これなら魔法の聖水の方が良いんじゃ……。
 3戦目は状況に応じてミネアを馬車から出したり引っ込めたりする作戦をとる。とにかくミネアは大切にしないとダメだ。第一形態の間にマーニャが死んだが、初めて第二形態まで進む。マーニャはザオラルで蘇生。トルネコのコケ会心などで第三形態へ進める。腕なしピサロのザキでミネア死亡。ミネアは狙わないでくれー。「いろいろやろうぜ」の世界樹の葉でミネア蘇生。その間、デスピサロがスクルトを連打するも、やはり「いろいろやろうぜ」の天空の剣でスクルト解除。相変わらずメラゾーマの成功率が低いが、逆にバギ系はよく効くようで、バギクロス連発で緑色の第四形態へ。
 第四形態になった途端、ミネアのラリホー魔復活。バギクロスでMPを浪費しているので無駄な呪文はやめて欲しいのに。でも相手が激しい炎を吐くとすぐさまフバーハを唱えるのは素晴らしい。効果も素晴らしい。水の羽衣とセットで激しい炎のダメージが20台にまで減る。
 相変わらずの効かないメラゾーマと無駄行動の多いトルネコにイライラするが、そのトルネコのコケ会心2発で立派な腕の第五形態突入。形態が変わるとラリホー魔になるミネア。早く学習しますように。
 立派な腕から繰り出す恐ろしい攻撃にマーニャがやられるが、ザオラル一発蘇生。しかし、ついにマーニャMP切れ。「いのちだいじに」でマーニャが瀕死状態なのにラリホーを唱えたミネアも残りMP2。結局マーニャ死亡。はいはいトルネコさん、デスピサロをなだめなくて結構ですよ。いきりたったデスピサロの一撃でトルネコ死亡。
 1人残ったミネア。残りMP2。……これって、メガザルうってつけのシチュエーションじゃないですか? さあミネア、メガザルだ! メガザル行け! ……と期待して画面を凝視するも、持っている祝福の杖で自分の回復に勤しむミネア。まあ、やっぱり自分の命は大事だと思うんだ。きっと誰もミネアを責められない。
 というわけで、ここで終了。全滅。

 デスピサロにメラ系は効きにくい。これは最高に痛い。痛すぎる。見た限りイオ系も全然効いていないし、ギラ系は唱えていないから分からないけど、とにかくこれではマーニャが全然生きない。逆にバギ系はほぼ効く。でも回復役のミネアがバギクロスでMPを浪費するのは考え物だ。バギ系が効くということは天罰の杖も効果があるということなのでマーニャに再び天罰の杖を持たせることにする。使ってくれるかどうか分からないけれど。
 ミネアを馬車から出したり引っ込めたりの戦法はそこそこ有効っぽい。なんだかんだ言っても、ミネアがすぐ死ぬのと生き残るのとでは戦闘の進み具合が全然違う。やっぱりミネアは大切にしないとダメだ。大切にするからラリホー魔は早く卒業してください。

 今回は第五形態まで行けたし、今度は天罰の杖をマーニャに持たせてもう一度戦ってみよう。


デスピサロ戦 4回目
 宮殿内でガーディアンに2度も全滅させられた。ドラゴンライダー以上に厄介な敵だ。
 3度目でようやくデスピサロの元へ到着。4戦目。
 ミネアはベホマが必要なときのみ外へ出し、自分のHPに余裕がある状態でまた馬車待機、を繰り返す。マーニャには天罰の杖を使って欲しいところだが「じゅもんせつやく」にすると打撃攻撃をする。非力なのでそれはやめて欲しい……。
 第三形態のザキでトルネコ死亡。ザオラルは3回目で成功。ザオリク欲しいな。マーニャ、この形態では何故かルカニを連発。おかげでデスピサロのスクルトはほぼ無効だったけど。
 第四形態へ進み、メラ系を唱えるも相変わらず効きは悪い。ミネアはすかさずフバーハを唱えブレス対策は万全。
 攻撃力激増の第五形態、ミネアを馬車へ引き気味にする。とにかくミネアは守らないと。ここを無事に乗り切り、初の第六形態へ。ミネアのMPは40台。ちょっと不安。ここでトルネコが死亡。ザオラルを1回唱えて失敗した後は生存者の回復で手一杯状態。葉っぱはトルネコ持ちなのでトルネコの蘇生断念。マーニャはMPが切れて初めて天罰の杖を使い出す。バギ系なのでよく効く。ミネアもついにMP切れ。0になったのでメガザルも唱えられない。以後の回復はマーニャの賢者の石とミネアの祝福の杖。攻撃手段は天罰の杖とミネアの打撃。べホイミ効果の道具では回復が間に合わずマーニャも死亡。次のターンのミネアの攻撃で最終形態まで行くものの、MP切れのミネア1人が残ってもどうにもならず、最終形態2ターン目で全滅。

 最終形態まで行けたのは収穫だが、MPの温存がかなり難しい。ミネアにはMP回復アイテムを持たせて戦った方がいいかも。
 今回の戦闘でマーニャが天罰の杖を使うことを覚えてくれれば助かる。ラリホー魔状態もそろそろ卒業かな?
 天罰の杖の使用具合を見るべく、5戦目。


デスピサロ戦 5回目
 ミネアに魔法の聖水をいくつか持たせて臨む。
 今回はトルネコの行動大ハズレ。大声、なだめる、不思議な踊り、ボーっと見る、砂かけ……。全部効きませんよ、オジサン。そして今回は真っ先にミネアが死んでしまう展開。「いろいろやろうぜ」で葉っぱの使用を試みたが、生きているマーニャに与える始末。もうダメだ。そのマーニャも直後に死んでしまう。
 トルネコ1人で第三形態までは行ったものの、最後はザキで死亡。全滅。
 甘い息で眠ったはずのトルネコがデスピサロの口を塞いだ光景は面白かったけど、全然話にならなかった。天罰の杖の使用具合どころじゃない。ガッカリ。
 これまでの戦いを見ていると、どうもトルネコは世界樹の葉をマーニャに使いたがる傾向があるようだ。葉っぱを使う状況というのはミネアを生き返らせたいという状況なのに。葉っぱはマーニャに持たせるべきか。

 とりあえずこのレベルではまだ無理。トルネコのHPがまだ200中盤だし、早くHPの本格成長期来ないかな。ミネアのことを考えると、命の木の実を敵から拾うことも視野に入れるべきか。指輪工面用のお金も必要だ。
 あと少しで終わりなのに、まだ先が長そうな予感……。

 つづく。

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2010年10月11日
 なかなかデスピサロに勝てない腹姉妹一行。メラ系が効きにくいのが痛い。伸び悩むミネアのHPも痛い。トルネコの無駄行動も痛い。
 エンドールで聖水を大人買いし、架け橋の塔でレベル上げに勤しんだ。ミネアのレベルが1上がるうちにトルネコのレベルは2上がる。何この差は……。なんとかトルネコ46、マーニャ44、ミネア41まで上げる。ミネアのHP163。昔に比べればだいぶ良い感じ?


デスピサロ戦 6回目
 今回は世界樹の葉をマーニャに持たせてみる。
 第一形態、メラゾーマ効かなすぎ! ミネアはこまめに馬車から出し入れするも、仲間のHP次第では外にいる時間が長くなる。残りHP−被ダメージ=−1 というわずかの差でミネア死亡。
 作戦を「いろいろやろうぜ」にして葉っぱの使用を試みる。今回はマーニャが葉っぱ持ちだ。マーニャなら生きているオジサンに使わないよね? ちゃんと妹に使ってくれるよね? と思った矢先、すり潰した葉っぱをオジサンの口に突っ込むマーニャ……終わった。
 それでも2人で粘って、腹のうごめく第四形態まで行った。マーニャはすでにガス欠で打撃連発。何故天罰の杖を使わぬか……。トルネコは打撃メインだけど無駄も多い。この形態、デスピサロは瞑想を使いまくるので先に進まない。でもこちらも賢者の石と祝福の杖でなかなか全滅しない。
 ふうん、この2人だけでも粘るときは粘るんだな……と感心しつつ、作戦を「いろいろやろうぜ」固定にして強制的に全滅させた。

 過去6戦。ミネアは強力攻撃×2の第一形態でやられることが多い。ここを乗り切ると、逆に最後まで残るようだ(第三形態のザキがちょっと怖いけど)
 鍵はミネア生存の状態で第二形態に行けるかどうか。
 あと世界樹の葉はトルネコに持たせて、万一ミネアが真っ先に死んだらマーニャを馬車に引っ込めてミネアに葉っぱを与えやすい状況を作ってみてはどうだろう?
 よし、その作戦でいってみよう。

 いかにミネアを生き長らえさせるかに主眼を置いて、7戦目。


デスピサロ戦 7回目
 第一形態。ミネアを一切外に出さず、トルネコとマーニャだけで乗り切る。今回はメラゾーマがよく効いたから、運は良かったのかも。
 第二形態からミネア参戦。相手は1回攻撃なのでそれほど怖くない。無事に第二形態突破。
 ザキが怖い第三形態。ミネアは引き気味にする。一回ミネアにザキが飛んできたが、効果なしで助かった。トルネコがザキで死ぬも、ザオラルで一発蘇生。相手のスクルトはルカニで打ち消し、第四形態へ。
 激しい炎を吐いてくる第四形態もミネアのフバーハがあるので怖くない。瞑想も使ってくるのでミネアも攻撃に参加させて早めに乗り切る。
 第五形態、立派な腕がちょっと怖いのでミネアを引き気味に。マーニャがデスピサロの攻撃をくらって死亡。そのまま第六形態へ。
 第六形態。ザオラルでマーニャの蘇生を試みるもうまくいかず、手間取っている間にトルネコ死亡。こうなると攻撃がミネアに集中してしまうのでダメ。全滅。
 ただ、今回は全滅時点でミネアのMP94とだいぶ温存出来ている(マーニャも100以上残っていた)。この作戦はなかなか良いかも。まあ、メラゾーマの効き具合によっても左右されるとは思うけど。

 やはりミネアが残るかどうかで全然違う。あんなにひ弱で、すぐに死んじゃって頼りないのに、……頼りないはずなのに、いると凄く頼りになる。なんて不思議な人なんだ! 唯一HPを全快にする呪文を持っていて、唯一狙った相手に蘇生手段を使ってくれて、フバーハを唱えれば激しい炎のダメージを2〜30台に下げてくれる。生きているときの安心感は半端ない。なんかもう、世話を焼きすぎて却って惚れちゃいそうなんですが(笑)
 今すぐカジノに飛んで行って838861枚買って、はぐれメタルの盾と星降る腕輪を装備させたいくらいだ! しないけど。


デスピサロ戦 8回目
 マーニャの星降る腕輪、今回はミネアに回す。
 第一形態でマーニャが死ぬも、ザオラル一発蘇生。ミネアが外に出気味になるが無事生存のまま第二形態へ。メラ系の効きが相変わらず悪い。第三形態では一切ミネアを出さず、第四形態から出してフバーハ詠唱。第五形態へ。
 ミネアが数回瀕死になるも、星降る腕輪の効果で速攻回復。事なきを得る。全員生存のまま第六形態。マーニャのMP25。ミネアは54。
 マーニャ死亡もザオラル2回で蘇生。ミネアのMP残り4。再びマーニャが死に、トルネコも死に、ミネア1人残るもどうにもならず。最終形態に行けずに全滅。


デスピサロ戦 9回目
 フバーハ持ちのミネアには耐性よりも守備力重視で行くべきか? というわけで、はぐれメタル鎧を着せて臨む。
 第一形態は無事突破。第二形態、マーニャが天罰の杖連発。これは良い。トルネコ、ミネアに会心の一撃も出て突破。
 第三形態ではミネアは馬車。しかしトルネコが甘い息で眠ってしまい攻撃がお留守になってしまったのでミネアを出す。ザキでトルネコが死ぬも、ザオラル2回で蘇生。スクルトを唱えるデスピサロにはルカニで応戦。トルネコ蘇生後はミネアは馬車待機で第四形態へ。
 第四はミネアのフバーハで乗り切り、第五形態。ミネアへの回復対応が早くて助かる。被害なく突破。
 第六形態、ピンチのミネアはトルネコにかばわれ九死に一生。回復も良いタイミングで決まり、全員生存のまま最終形態へ。マーニャMP35、ミネアは51。
 相手がマホカンタ状態だとマーニャがドラゴラムを唱えてしまう。天空の剣を使うべく「いろいろやろうぜ」に作戦を変える機会を伺うが相手の攻撃が激しくてなかなか試せず、ミネアのMPも尽きてきた。もはやザオラルを唱えるMPも残っていないので、打撃攻撃が少しでもトルネコに向くように2番目に棺桶ライアンを配備(気休めの域だけど)。
 マーニャとトルネコが相次いで倒れ、ミネア1人残る。残りMPは4……。

メガザル1メガザル2メガザル3

 ヤバい。泣きそうになった。残りHP19、MP4。MP4ということは自分にホイミを唱えることも出来た状況。そんな中、AIが自分の判断でメガザルを唱えた。
 瀕死の味方をかばうトルネコ、少しでも敵の群れにダメージを与えるべく跳ね返り承知でイオラを唱えたマーニャ、そして自分の命と引き換えに仲間を完璧に回復させるミネア。みんなカッコよすぎるよ……。

 結局メガザル後、トルネコとマーニャが復活しても(ライアンはレベルが低いので次のターンですぐお亡くなりに……)自動回復分は超えられず全滅。


 とりあえずもう少しレベルを上げてみる。トルネコのHPがもっと高くなれば、天空の剣使用を狙うときはトルネコのみを外に出す、という作戦もあり得るかも。とにかく試行錯誤を重ねるしかない。
 レベルを上げてトルネコ49、マーニャ46、ミネア43。ミネアの最大HP175。これで再挑戦。


デスピサロ戦 10回目
 第三形態のザキでトルネコ死亡。ザオラルは2回目で蘇生。メラ系は相変わらず効きが悪く、トルネコの無駄行動も多いものの、最終形態へは進めた。MP、マーニャ66、ミネア61。
 トルネコ、「いろいろやろうぜ」にしても天空の剣を使ってくれない。またも態勢は崩れていき、回復のためにMPも浪費。カスカスのMPでミネアだけが生き残った状態になりまたもやメガザル。生き返ってから天空の剣を使うトルネコ。もう遅いよ、マーニャのMP残ってないし! 全滅。
 なんかミネアが物凄く不憫に感じる……。

 マーニャはブライと違い、「ガンガンいこうぜ」以外の作戦でもどんどん攻撃呪文を使うのでMPの温存は難しい。天罰の杖もあまり使わないし。
 ここで気分を変えて氷の刃を持たせてみる。デスピサロにはヒャド系は比較的効くので役に立つはず。……使えばの話だけど。
 トルネコにも早めに天空の剣を使って欲しいけど、回復アイテムを持たせているのですんなりと使わせるのは難しい。
 最終形態のことを考えるとミネアはやっぱり水の羽衣の方が良さそうだ。第一形態さえ乗り切れば最終形態までは死ぬことも殆どないし。
 MP温存のためにはいっそのこと「じゅもんつかうな」メインでいくべきか?


デスピサロ戦 11回目
 少しでも早く天空の剣を使ってもらうべく、トルネコに力の盾を装備させるのをやめる。鉄の盾に格下げ。マーニャには氷の刃を持たせ、ミネアに水の羽衣装備。
 第一形態。天罰の杖より氷の刃の方がお気に召すのか、マーニャ、氷の刃をよく使う。トルネコが死亡するものの、ザオラル2発蘇生。マーニャも死んでしまい、こちらはザオラル数回を要する羽目に。
 第二形態。「じゅもんせつやく」メインで氷の刃を連発。これは良い展開だ。
 第三形態は例のごとくミネア退避。ここでも氷の刃を使うマーニャは第四、第五形態でも使ってくれた。
 第六形態でマーニャ2回死亡。死亡状態で最終形態へ。MP、マーニャ195、ミネア37。ミネアのMPがヤバい。
 最終形態1ターン目で天空の剣がきたものの、肝心のマーニャの蘇生が出来ない。ミネアのMPまたも残り4。フバーハも出来ず、トルネコ死亡でまた1人になったミネアは3戦連続でメガザル詠唱。祝福の杖を持っているのに自分の回復をせずにメガザルを唱える姿は涙を誘う。
 MPたっぷりの状態で復活したマーニャ、メラゾーマを叩き込むも、デスピサロのブレス攻撃には耐え切れず、全滅。
 最終形態序盤でメガザルを唱えざるを得ない状況なのは正直キツい。もう少しなんとかしないと。ただ、氷の刃を使えばマーニャのMPはだいぶ温存できることが判明。
 この形態をまともに戦い抜くにはやっぱりもっとレベルを上げないとだめかも。トルネコのHP成長期もあるし。マーニャのMPも今後鬼のように伸びるだろうし。ミネアは……よく分からないけど。全員レベル40台でクリアとか、そういう夢を見るのはやめよう……。
 今となってはサントハイムの3人がレベル30台でクリア出来たのは夢だったのではないかと思えてくる。

   ◆◆◆

 進化の秘法により強化されたデスピサロは、ワタシたちの想像を遥か彼方に上回る強さでした。
 腕を斬れば新しい、以前よりも太くて立派な腕が生え、頭を叩き潰したと思えば、なんと、お腹に新しい顔が出来る始末。脚は勝手に生え変わり、お腹に顔があるのに、その上に立派な角を生やした新しい顔まで出てきたのです。いくらワタシたちが攻撃を仕掛けても、このまま永遠に、デスピサロは進化を続けていくのでしょうか。
 しかしワタシたちの体力、マーニャさん、ミネアさんの魔力は、残念ながら永遠には続かないわけでして、それぞれに疲れの色が見えてきました。
 それでもマーニャさんは、果敢に前に出てデスピサロに呪文を放ち続けます。
 いや、果敢にというより、焦っているのかもしれない。呪文は、前に出て放つものでもないはずです。マーニャさんの装備は、ワタシたちの中では一番軽装です。あまり前に出ては……。
 ワタシはパーティー唯一の男として、いざというときは体を張ってお二人を守らなければなりません! でも、頭ではそう分かっていても、もはや体は思うようには動いてくれませんでした。

 デスピサロが吐いた激しい炎がマーニャさんに襲い掛かりました。

 マーニャさんを守らなきゃダメだ! 頭の中はそうグルグルと巡っているのに、体が鉛のように重たくて……。


 結局、ワタシは炎に包まれたマーニャさんを守ることは出来なかった。
 ワタシのことを冗談でもパラディンと呼んでくれたマーニャさんを、守れなかった。

「ちくしょう!」
 皮肉なものです。マーニャさんを守れなくて、そんな自分が情けなくて悔しいと思った瞬間、体に力がわいてきたのですから。
 今のワタシに出来ることは、せめてミネアさんは守り抜くこと。そのためには、こちらから攻撃を仕掛けるしかない。ワタシは奇跡の剣を握り締め、デスピサロへと向かっていきました。この剣の名のとおり、「奇跡」が起こることを信じて!

 しかし、そんなワタシの希望も、儚く散りました。

 進化したデスピサロの腕による一撃は、あまりに強烈でした。左腕にはめた盾を吹き飛ばし、強固な金属で出来ているはずの、はぐれメタルの鎧までをも切り裂いたのです。
 ワタシの腹と一緒に。
 腹に激痛が走って、恐る恐る見てみると、鎧が真っ赤になっていました。

 ああ、マーニャさんに脂だらけとからかわれたこの腹も、斬られると血が出るのか……。 ネネ、ポポロ……ごめんよ。戻れなくて、ごめんよ。ネネ、また2人でお店をやりたかった……ワタシが我が儘なばかりに、苦労をかけて本当にごめんよ。ポポロ、お母さんのことを、父さんの分までしっかり守っておくれよ。
 ワタシの体は仰向けに地面に倒れました。

 ワタシはこのままでは家族も、この場に1人残されたミネアさんも守れない。
 体力のないミネアさんこそ、今この場で、全力で守らないといけないのに……。
 せめて、せめて、ミネアさんには生き延びて欲しい。戦いを放棄して、逃げてもいいから、生き延びて欲しい。生き延びて、どうかワタシなんかよりもっと強い、頼りになる戦士を見つけてください。そしてお父さんのご遺志を継いでください。占い師である貴方なら、それが出来るはずだ! 生きていれば、きっとどうにかなります。
 せめてそのことだけはミネアさんに伝えようと、ワタシは薄れゆく意識の中どうにか顔だけでも起こして、必死にミネアさんの方を見ました。ミネアさんは両手で口元を覆い、悲痛な表情を浮かべていましたが、何か、意を決したように自分の道具袋からある物を取り出そうとしているようでした。
 ワタシの視線に気づいたのか、ミネアさんはワタシに目を合わせ、何か話しかけてきました。
「……は、私が…………ます」
 しかしワタシには、ミネアさんが何と言ったのか、分かることは……できませんでした……。

   ◆◆◆

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2010年10月17日
いまだにデスピサロを倒せません。戦闘回数は25回に達し、そろそろサントハイム3人組のバルザック戦闘回数(28回)が見えてきました。
レベルは10月17日現在トルネコ67、マーニャ59、ミネア54。
トルネコのHPは500に迫る勢い、マーニャはHP300手前で足踏み、MPは400突破。ミネアもようやくHP240、MP229になり、第三形態のザキ地獄を無事に抜ければ死者ゼロで最終形態にいけるようになったし、最終形態でもそこそこ戦えるようになりました。でも最終形態の毎ターン100の自動回復の壁に跳ね返されています。

最終形態は「いろいろやろうぜ」の天空の剣でマホカンタ解除をしているのですが、その「いろいろやろうぜ」で態勢を崩すこともあり、また成功してもメラゾーマがたまにしか効きません。トルネコは効果のない無駄行動が多すぎてコンスタントな打撃は望めず。確実に頼れるのはミネアの打撃という状況(彼女だけでは100は超えないが)。でもミネアは回復係でもあり、相手が凍てつく波動を多用するので、状況によってはフバーハに明け暮れてしまい打撃がお留守になることも。ミネア1人にかかる仕事が多すぎる。

もしかして、このメンバーでは倒すの無理なんじゃ……とすら思えてきます。

とにかく最終形態ではトルネコとマーニャがかなりお荷物になってる……3人中2人がお荷物とか話にならん。
まさか最後の最後、デスピサロ戦でミネアがエースになるとは思わなかった。HPダントツで低くてガラスのエースかと思いきや、馬車の出し入れでちょっと世話を焼いてあげれば最終形態までいけるし、大抵最後まで生き残ります。メガザル詠唱回数は6回を数え、なんとも申し訳ない気分。

とりあえず25回戦って分かってきたのは、
・天罰の杖、氷の刃等の道具は各形態、相手のHPが減ってこないと使い出さない。
・フバーハは「じゅもんせつやく」にすれば唱えないようだ。(みんな〜、ガンガン〜だと唱える)
・マーニャは何故か1人残るとルカニを唱える。そしてルカニは効果がある。
・マーニャは攻撃は派手だけど実は回復を優先させる堅実派。
・メガザルは外に4人出ている状態でミネア以外死亡、ミネアのMP一桁だとほぼ唱える。(ベホマの出来ない6以下で確実)

なんとかこの辺の特徴を駆使して乗り切れないか、ないアタマをフル回転中。
8逃げしたい気分だけど、でもここまで来たら絶対ルールどおりにやってクリアして終わらせたい。

現在は放置していたカジノにも地味に挑戦中。マーニャが呆れるであろうコツコツ戦法で現在17500枚。私には格闘場よりポーカーの方が合っているみたい。もうなりふり構ってられません。
5万いったら盾をミネアに進呈予定。でもそれもずっと先でしょう。
クリアが早いのか、5万が早いのか。

たとえばレベルさえ上げれば勝てるものなのか、現状だとそれさえも分からないのがもどかしいです。今月中に終わるんだろうか……。

次回はデスピサロを無事倒せたら更新予定。いつになるかは分かりませんが、投げ出すことはないでしょう。
何故なら、あれこれと世話を焼きすぎてミネア好きになってしまったから(笑)

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2010年10月19日
「姉さんっ! トルネコさんっ!」
 姉やトルネコさんに繰り出されたデスピサロの激しい攻撃を、私はただ見ていることしかできませんでした。
 姉は激しい炎に巻かれ、トルネコさんはその鋭い爪で腹部に深い傷を負ってしまいました。姉は全身に火傷を負って倒れたまま全く動きませんでした。トルネコさんも顔色は悪く、おびただしい出血量……私の治療呪文では、もはや手を施すことはできないかもしれません。きっとこのままでは……。
 私たち3人、やっとの思いでここまで来たのに、最後の最後で何故こんなことに……。
 私はその場に立ち尽くし、激しい絶望感に襲われました。

 でも……悲しんでいるだけではどうにもなりません。そんなことをしている間にも、デスピサロは攻撃の手を休めることなく、まだかろうじて戦える私に襲い掛かってくるでしょう。
 体力に不安のある私は、今まで幾度となく2人に守られてきました。私がもっと逞しかったら、2人はもっと自分のことに専念出来たのかもしれない……。

 だから、そんな2人のためにも、この先は私がなんとかしなくてはならないのです。

 今、私が取り得る行動は3つ。
 1つは、このまま私1人でデスピサロと戦い続けること。
 でも、この体力、残り少ない魔力ではデスピサロと対等に渡り合えないことは目に見えています。
 1つは、私1人、逃げ延びること。あの激しい炎や猛吹雪にさえ気をつければ恐らくは逃げられるはずです。逃げ延びて力を蓄え、次のチャンスを窺えば。

 ……次の、チャンス?

 私1人になってしまって、そんなものがいつ来るの? いつまで待つつもりなの? その間に、デスピサロが地上に出てきて破壊の限りを尽くすかもしれないのに。
 それに私は、傷つき倒れた姉さん、トルネコさんを置いて逃げるなんて出来ない。そんなことをしたら、私は一生後悔する。そんなの……生きながらにして死んでいるのと同じだわ!

 ――ならば、残された1つ……

「残された、1つ」
 私はそう復唱しつつ、腰に下げた袋に手を入れました。
 そのとき私は、顔だけを起こしてこちらを見つめるトルネコさんの視線に気付きました。トルネコさんは私に何かを言いたいようでしたが、深い傷のせいでそれもままならない様子でした。
「トルネコさん! あなたと姉さんは、私が……救ってみせます!」
 そうトルネコさんに伝えましたが、言い終わるか終わらないかのうちに、トルネコさんは意識を失ってしまいました。

 トルネコさん……貴方にはかばってもらってばかりで、迷惑ばかりかけてしまってごめんなさい。必ず救ってみせます。絶対、貴方の家族に悲しい思いはさせません。
 私は袋から水晶を取り出し、両手で包み込むようにしっかりと持って前に掲げ、呪文の詠唱を始めました。
「…………」

 詠唱のさなか、私の中でふと昔の記憶が蘇りました。

   ◇◇◇

「ミネア、私が教えるべきことは全て教えた。お前はもう一人前の占い師として十分にやっていけるだろう」
 私は以前3年間ほど、ある高名な占い師に師事していました。3年の修行を間もなく終えようとしたある日、お師匠様から1つの水晶玉を授かりました。
「お前も先日の儀式に立ち会ったから分かるだろうが、これは特別な魔法がかかった、ミネアだけが扱いうる水晶だ、これは私すら扱うことは出来ぬ。すなわちこの水晶はお前の体の一部のようなものだ」
「私の一部……」
「お前に生ある限り、この水晶もその輝きを失うことはないであろう。だが、お前の命が尽きるとき、水晶に1本のヒビが入り、その役目を終える」
 つまり、この水晶は私が生きている限りは、欠けたり割れたりすることはありません。私が死ぬとき、水晶に亀裂が入り、その役目を終えるのです。

 私が……死ぬときに。
 このとき私は、とある呪文のことを思い出しました。

 実は以前、お師匠様の書斎に並べられていたある古文書を読んでいたときに、その呪文について書かれていることに気が付きました。それは占い師が唱えうるという、人の生と死に関わる呪文のようでした。しかし古代文字で書かれていたので、私にはその全てを読解することは出来ませんでした。
 この呪文についてお師匠様に尋ねてみようと思いながらもついつい聞きそびれ、この日まで来てしまったのですが、私はこのときようやく、その呪文について尋ねたのです。
「お師匠様、占い師のみが唱えうるという呪文があると、本で見たのですが」
 私がそう言うと、お師匠様の表情が一瞬険しくなりました。しかしすぐに穏やかな表情に戻り、こう仰いました。
「さすがはミネア、勉強熱心だね。それは……『メガザル』のことだね?」
「はい」
「メガザルとは、まさにその水晶を用いて唱える呪文だ。だから占い師のみが唱えうるとされているわけなのだがね」
 お師匠様はご自分の椅子に腰を掛け、さらに話を続けられました。
「メガザルは自分の命と引き換えに他の誰かを救う呪文だ。深く傷ついた者でもたちまちその傷が完全に癒え、ときには死んでしまった者すら蘇らせることが出来る。術者の力量にもよるが、一度に複数の者を救うことさえも出来る。かなり昔には、比較的この呪文を唱える占い師も多かったようだ。大抵は自分の身近な、大切な人に対して唱えていたみたいだけどね。……だが」
 ……自分の命と引き換えに、多くの人を救う呪文。そんな凄い呪文が、神様に仕える方たちではなく、占い師が唱えうる呪文であることに、驚きました。
「今から数十年ほど前、私がまだ駆け出しだった頃、占い師同士で集まって話し合いがなされてね。メガザルについての是非が問われた。結果、メガザルは唱えるべき呪文ではないと結論付けられたんだ。ミネア、それは何故だか、分かるかい?」
「……いいえ、分かりません」
「自分の命と引き換えに他の誰かを救う。まあ、聞こえは良いかもしれない。周りから見れば、美談とすら言われるだろうね。だがねミネア、待ち受ける現実はそんなものではない。当事者たちのことを考えて御覧なさい。この呪文の恩恵を受けた側は、確かに完全に蘇る。でもそれは術者の犠牲の上に成り立ったものだ。自分のせいで術者は死んでしまったという罪悪感に苛まれる。心に傷を負い、一生十字架を背負って生きていかねばならなくなる。まして自分の身近な者に対して唱えればそれだけ、相手が負う傷の深さも計り知れないだろう。そのせいで結局その後、自ら命を断ってしまう者も少なからずいたようだ。それが問題になって、メガザルは唱えてはいけない呪文、すなわち、禁忌呪文とされてしまったのさ」
 確かにそのとおりかもしれません。自分のせいで他の誰かの命、しかも身近な人の命が失われてしまったら……心に受ける傷は甚だ大きなものとなるでしょう。
「私たち占い師がすべきは、自分の命を捨てることで誰かを助けるのではなく……」
「生きて、悩める人たちと接し、良き方向へと導くアドバイスをすること……ですね?」
「そう、そのとおりだね。だから、メガザルという呪文があるということを知識として知っておくことは構わないが、会得していざというときに……などという考えは持たないことだ。絶対誰かを悲しませることになる。メガザルに関してはそのことだけ、しっかりと覚えておきなさい」
「はい、分かりました。どうもありがとうございます」
 私は頭を下げ、お師匠様の部屋を後にしました。

 ――確かに、お師匠様の仰るのはもっともなことです。
 メガザルなんて呪文は唱えるべきではない。

 でも、頭では理解しているはずなのに、何かが私に訴えかけるのです。この呪文を会得しなくてはいけないと、そういう思いが、芽生えてくるのです。
 これは一体どういうことなの? 何かの予感?
 いつか、絶対にこの呪文を使わなければいけないときが来るというの?
 でも、メガザルを会得して唱えれば、私は……命を失う。
 命を失った先に、明るい未来は約束されているの? 誰かを悲しませ、辛い思いをさせるだけではないの?
 それでも、唱えなければいけないときが、来るというの?
 ……私には、その答えはすぐには出せませんでした。

 私はどうすべきなのか迷いました。何日も何日も考えて、
「ねえミネア。あんた最近元気ないけど、大丈夫? なんか顔色もあまり良くないしさ……」
 姉にもそうやって心配される始末。でも、その時心配してくれた姉の顔をふと見上げた瞬間に、きっといつか、姉に対して、もしくは姉と他の誰かに対してメガザルの呪文を使わないといけないような事態がくるのかもしれない……そう感じたのです。
 しかし、もしそうなったとして、私がメガザルを使ったとしたら……姉さんはどう思うのだろう。自分のせいで私が死んだという思いをさせてしまうかもしれない。そうしたら、姉さんはどうなってしまうのだろう……。
「ねえちょっと、ホント、大丈夫なの? 熱でもあるんじゃないの?」
 ついつい考え込んでしまっていた私に姉はそう言って、自分の額を私の額に押し当てました。
「うーん、熱はないみたいね。でも、気分悪いならしっかり休んどきなさいよ」
「……うん、ありがとう。でも、大丈夫」

 いつも陽気ではつらつとしているマーニャ姉さんに、いつかメガザルを唱えなくてはいけないような事態がやってくるというの?
 そんなこと、今まで想像もしたことなかった。姉さんも私も、普通に、平凡に人生を送って、年老いて寿命を迎えるものだと思っていました。それよりもずっと前に、姉さんと離れ離れになるなんてことは考えてもみなかった。考えたくもなかった。
 もし、この直感が当たるとするならば……メガザルを覚えなければ私が残り、覚えて使えば姉さんが残る。私が残れば、メガザルの存在を知ってしまった以上あの時何故覚えなかったのかと、一生後悔するかもしれない。でも私がメガザルを使って姉さんが残ったら、姉さんの心を深く傷つけるかもしれない。

 どちらを取れば良いのかなんて……そんなの私、選べるわけない。

 結局、明確な答えを出せませんでした。
 答えを出せないまま私はついに、
『メガザルという呪文があるということを知識として知っておくことは構わないが、会得していざというときに……などという考えは持たないことだ』
 というお師匠様の教えに背き、自分自身の直感を受け入れ、まさに「いざというとき」に取れる手段を得るために、メガザルの会得を決意したのです。

 こうして私は、メガザルを会得するための修練を積むことになりました。
 会得するための方法は、あの古文書に書かれていました。こっそりとメガザルについて書かれた頁を自分の帳面に書き写し、コツコツと解読を進めていきました。
 古文書によれば、メガザルという呪文はまじない言葉を詠唱しつつ、自分の全ての力、すなわち生命力を水晶に込め、水晶に映った者にその力を与えるものであるとのことでした。詠唱が終わり対象者が蘇ると、水晶球に複数の亀裂が入り砕け散る。そして詠唱者もそこで力尽きる。そういう呪文なのだそうです。
 本来だったら1本の亀裂が入って役目を終わるはずの水晶球が砕け散るわけですから、メガザルを唱えたかどうかは、水晶球を見ればすぐ分かる……というわけです。

 古文書を解読し、いよいよ修練に入ったものの、自分の命を捧げるメガザルの呪文は、会得に要する労力も並大抵のものではありませんでした。自分の全ての力を水晶に集めるのには計り知れないほどのエネルギーが必要だったのです。
 勿論修練は人知れず行わなければなりません。「ミネアは何か怪しいことをしている」と、悟られるわけにはいきません。特に姉には絶対に。だからどんなに疲労困憊しても、そんなことはおくびにも出すわけにはいきません。あまりに顔色の悪かったときは、慣れない厚化粧でなんとか誤魔化してきました。
「あらら? ミネアがそんなに熱心に化粧するなんて珍しいわね〜 さ・て・は、オトコでも出来たのかなぁ?」
「そんなんじゃないわよ。私だってたまにはバッチリとお化粧したいと思うときがあるの。……ちょっと、恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないでよ」
「へいへい。『そんなんじゃない』ことにしといてあげるわ♪」
「……もう」
 そんな感じで姉にからかわれたりもしたものです。

 普通なら絶対にやらないような力のコントロールをし続けたのが祟ってきたのか、この頃から徐々に体力が落ちたと感じるようにもなりました。ちょっと長い時間行動しただけで疲労を感じるようになりました。
 ただ、絶えず腕に力を込めて水晶球を掴んでいたせいなのか、体力、持久力の低下とは裏腹に、筋力、瞬発力自体は衰えることはないようでした。ちょっとした武器だったら特に苦にせず扱うことも出来ました。姉に「あんたスタミナはからっきしなのに何故か腕っ節はいいわよね」と不思議がられたりしましたが、幸い私が呪文の修練をしていることには気付いていないようでした。

 当然のことながら、この呪文は「試しうち」は出来ません。修練の段階で出来るのは水晶に力を集めるところまでです。
 こんなつらい思いをして、体力を落としてまでこの呪文を覚えるべきなのかと挫折しそうになったこともありましたが、なんとか投げ出さず、長期間に渡る修練の末、ようやくその段階まで辿り着きました。その先は一発勝負、以後はイメージトレーニングを重ねてゆき、ほぼ「会得した」といえる域まで達することが出来たのです。

 会得したことが正しかったのか、否か、その答えを出せぬままに……。

   ◇◇◇

 そして今まさに、あの時直感した事態に直面してしまいました。
 直面して、結局、メガザルを唱える道を選んだのです。
 私はこの呪文を覚えるために、普通だったら備わっていたであろう体力、さらに魔力をも失いました。修練を終えてからはまた徐々に戻ってはきたけれど、それでも、まだまだ不安は拭えない、そんな状態でした。
 体力を失ったばかりに、姉さんやトルネコさんに要らぬ負担をかけてしまったのです。それならば、やはり今ここでこの呪文を唱えなければ、覚えた意味がない!
 私が1人残っても到底デスピサロは倒せない。
 私は、マーニャ姉さんとトルネコさんに全てを賭ける!

 確かに私がメガザルを唱えたことが分かってしまったら、2人を深く傷つけることになるかもしれない。
 でも、姉さんは呪文は使えるけれど、攻撃に関する呪文のことしかよく分からないみたいだし、トルネコさんに至っては呪文を扱えません。第一、大昔に禁止された占い師の呪文のことなんて2人ともきっと知らないはずです。占い師である私でさえ、あの古文書を見なければその存在を知ることはなかったのだから。
 私がメガザルを唱えても、2人にそれを悟られなければ何も問題はないはず。そう考えました。以前姉にこの水晶はまず割れることはないと話してしまったことは少し気がかりですが、でもきっと、そんな話のことは忘れているはずと、信じるしかない。
 今はただ、2人ともメガザルを知らないと信じるしかない……。

 姉さんとトルネコさんはデスピサロの攻撃を受けたけど何とか生き残った。でも私は体力がないからデスピサロの攻撃に耐えられなかった。私が弱かったから死んでしまった。それだけの話。……それで良いのです。2人は何も責任を感じることはない。
 きっと元気になった2人ならデスピサロにだって勝てるはずです。
 私はそう、信じてる!

 きっと、大丈夫……。

 ようやく私の全てのちからが、水晶に満ちました。ここまでは今まで何度も試してきたことです。ここから先が未知の領域。この水晶が手からこぼれ落ちないことだけを気をつけて、あとは水晶に姉さんとトルネコさんを映し出して、最後の詠唱をするだけ……。
自分の中の全てのエネルギーを操るこの呪文のパワーに、さすがのデスピサロも怯んでいるのか、詠唱中に襲われることはありませんでした。
 あと、あと一息です。荒くなる呼吸をなんとか鎮めて、水晶に意識を集中させました。水晶にだんだん2人の姿が映し出されてきました。最初はぼやけていましたが、みるみるうちに鮮明に映し出されます。
 私は……最後の詠唱を始めました。これが済めば、きっと2人は蘇る。そして……。
 だめ、その先を考えては。心に迷いが生じたら、呪文が失敗してしまうかもしれない。

 とにかく私は、マーニャ姉さんとトルネコさんを救ってみせる!

「…………メガザル!」

 最後の詠唱を終えた瞬間、水晶が激しく光り輝きました。そしてまた、姉さんもトルネコさんも柔らかい光に包まれました。
 全身を火傷に覆われた姉さんの体が、みるみるうちに癒えて、元の血色の良い素肌へと戻っていきました。焦げてちりぢりになってしまった髪も元通りになりました。
 トルネコさんも、流血の跡がすっかり消え去り、恐らく腹部の傷も塞がったはずです。顔色も赤みがさしてきました。

 成功だわ! 良かった……これなら多分、大丈夫。2人とも、蘇る!

 そう思ったとき、手元から鈍い音が響きました。それは、水晶に亀裂が入る音。
 水晶に入った亀裂は瞬く間に全体に広がり、水晶は弾けるように砕け、いくつもの破片が辺りに散らばったのです。
「痛っ……」
 弾けた瞬間、左右の掌に痛みが走りました。多分、水晶の破片で傷つけてしまったのかもしれない。
 その傷の具合を見ようと掌を返した、その瞬間……全身から、フッと力が抜けました。
 力の入らない足は体を支えることが出来ず、たちまち膝が折れ、顔から地面に倒れてしまったようでした。右のこめかみのあたりが特に痛みましたが、その痛いという感覚もすぐに薄れていきました。本当に顔から落ちたのか、痛かったのか、痛くなかったのか、それすら、よく分からない。もはや顔も、手も、足も、動かすことも出来ない。目の焦点もよく定まらず、出来ることといえば、かろうじて弱々しく息をすることと、混濁する意識の中、かろうじて物を考えることぐらい……。

 どうやらついに、最期のときが……きたようです。

 姉さん、トルネコさん、私はもう……一緒には戦えないけれど、
 どうか2人でデスピサロを倒して、無事、地上に戻って……。

 私は、自分の意志でこの呪文を覚え……唱えた。
 だから今でも、後悔はしてないわ。
 それに……たとえこの肉体、精神が、ここで朽ちたとしても、
 きっと、私の中の何かが、2人の中で……生き続けるんじゃ……ないかって、
 そう……思っ……て、いるの。
 だからどうか……悲しまないで。

 マーニャ……姉さん……今まで、本当に……ありがとう。
 私……口うるさい妹で……ごめん。
 もっとずっと、一緒にいたかったけど……ごめん……ね。
 どうか……幸せに……なっ……て……、
 私はどこかで……きっと……姉さんのこと、ずっと見守って……いるから。

 ……ああ……ねえさん……わたしね、一度、ゆっくり……
 この……闇の……せかいを……おさんぽして……みたかった……な。

 …………

「ね……え……さん……」

 さよう……な……ら…………


   ◆◆◆

 DRAGON WARRIOR 4(北米版FC(NES)のDQ4)でメガザルにあたる呪文は「Farewell」というそうです(DS版の方は不明)。日本語で「さようなら」

 この呪文は切なすぎです……。



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2010年10月23日
 最終回です。ようやくデスピサロを倒せました。あまりに長くなってしまったので分割投稿します。
 こちらが前編です。

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